モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

玉簾ノ滝と数河ノ池(2022年5月25日)

2022年06月12日 | 鳥海山麓の景物

5月25日は鳥海山の山麓を走って、一周というバカなことをしている(その後半の記録はこちら)。
その是非はともかく、途中で酒田市の升田という集落に寄ってみた。
この場所には玉簾ノ滝と数河ノ池という景勝地がある。
前者には、以前、初冬に来ている(記録はこちら)が、後者はまだだった。
今回は少し時間があったので、両方に寄ってみた。

まずは玉簾(たますだれ)ノ滝から始めよう。
滝の入口から鳥海山を望む。




散策路を進むとまずは目洗い石。




目洗い石の解説



そして鳥居をくぐって、御嶽神社。




折角なので、狛犬二頭。

狛犬・阿
 
                                           狛犬・吽


御嶽神社



滝は社殿を拝んで後ろに回ると、初めてその姿が見える式になっていた。

玉簾の滝は、落差63m、みごとな直瀑スタイルの滝だった。

 


玉簾の滝では意外な植物に出会った。

アズマシロカネソウ



5月17日、八塩山にわざわざ登って見に行ったアズマシロカネソウだった(記録はこちら)。

花は残念ながら終わっていたが、量は豊富だった。

アズマシロカネソウ




ここは滝のしぶきで空中湿度が高く、この植物の生育には好適な環境なんだろう。

他にはラショウモンカズラやミヤマカラマツなど。

ラショウモンカズラ
 

                                          ミヤマカラマツ(蕾)


ミヤマカラマツは高山植物のイメージがあるが、山形や秋田の一部では低山でもけっこう見かける。

サワハコベとネコノメソウマルバネコノメソウ(いがりまさし氏より教えて頂く)



チャルメルソウ
 

                                            コンロンソウ


あと花は終わっていたが、ニリンソウ、キクザキイチゲなどスプリングエフェメラル類。

この滝周辺は花の種類が多い。
アズマシロカネソウが咲いている頃、また来て見たいと思った。


次いで、数河(すご)ノ池。
この池は鳥海山麓のくぼ地を利用して作った農業用の貯水池なので、
鶴間池のような神秘性はなかった。

数河(すご)ノ池



案内板を見ると、池畔から鳥海山が奇麗に見えると書かれてあった。

その文言に誘われ、池畔をほぼ一周してみた。
しかし残念ながら、杉林に邪魔され、鳥海山はほとんど見えなかった。

池から鳥海山は見えにくい。
 

                                               杉林に咲いていたヤマブキ


数河(すご)ノ池・西端部から。



以上。

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 晩春の大場谷地(2010年5月31... | トップ | 鳥海山麓の秘境、桑ノ木台湿... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは(^^♪ (のり)
2022-06-12 11:43:22
いつも雄大な山々や可憐な花々の姿を楽しませて頂いております。
ところで今日は、目洗い石の天辺のくぼみに湧き出る水を見てみたかったなぁ・・・なんて馬鹿なことを思ってしまいました(^_-)
返信する
のりさんへ。 (モウズイカ)
2022-06-12 13:51:42
コメントありがとうございます。
目洗い石は注連縄を張ってましたので、畏れ多くてくぼみを覗かないでしまいました。
この次、行ったら首を伸ばしてみます。
返信する

コメントを投稿

鳥海山麓の景物」カテゴリの最新記事