モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初めての以東岳・下山編(2019年6月26日)

2021-07-02 | 朝日連峰

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしてアップ。その後、内容を少し改め、再アップしたものです。)
(本頁は「初めての以東岳・登山編」の続きです。)

30分待っても以東岳山頂のガスは晴れなかった。
この日は下山してからも、泡滝ダムまで歩き、更に車を運転し、秋田市まで帰らねばならない。
10時半頃、意を決して直登コースを下山することにした。少しだけ下りたら、ガス帯を脱し、大鳥池が見えるようになった。







下り道に花は少なかった。

ヒナザクラ                                         イワカガミ
 

 

大鳥池






このコースから見える大鳥池は熊の敷き皮イカの姿フライのような形に見える。

花は初めこそ少なかったが、少し下りたら、イワカガミやチングルマが多くなった。そして

チングルマ                                            ヒメサユリ
 


ヒメサユリが笹原の中で咲いていた。

数は少なかったものの、丁度見頃の時期に出会うことが出来た。

ヒメサユリ

 

ヒメサユリ

 

今回の山行きの最大の目的はヒメサユリの花だった。最後によく咲いたのに逢えて嬉しかった。

向かいの稜線鞍部から月山が見えた。




ベニサラサドウダンはハッとするほど紅かった。




こちらはオツボ峰で見たサラサドウダン。




アカモノ。




またまた大鳥池。山の上から見るのはこれが最後になった。




樹林帯まで降下。




ツバメオモト                                        オオイワカガミ

 



樹林帯まで下りたら、別のイワカガミが咲いていた。

たぶんオオイワカガミだと思うが、イワカガミに較べて大きいわけではなかった。
なお樹林帯の傾斜はかなりきつかった。これを登るのはしんどいだろうなと思う。

大鳥池はもうすぐ。池に注ぐ東沢も見えて来た。




リュウキンカ                                        オオバキスミレ

 


シラネアオイは終盤モード。




以東岳直登コース下り、最後の難関は東沢の渡渉だった。
東沢は以東岳山頂やオツボ峰に源を発し、池に注ぐ沢としては最大。
今は融雪時期で水量も多いので、皆さん、その渡渉には難儀されてるようだ。

東沢渡渉点から以東岳を振り返る。



今回、ワタシは思い切って山靴、靴下を脱ぎ、素足でチャレンジ。

ズボンは膝までまくり上げたもののそれでも濡れた。それ以上に厳しかったのは、水の冷たさと流れの強いこと。
さいわい尖った石は無く、怪我も無く渡渉出来た
(この時の反省もあり、下山してすぐ渡渉用のサンダルを購入した)。

渡渉後にひと休み。

 



東沢を渡渉し、池の東岸を歩くようになってからも道はけっこう厳しかった。
うっかりすると池に滑落しそうだった。

1446m峰 。



お昼の大鳥池は風波が立っていて鏡面風景は無理だったが、
小法師山と1446m峰の間の雪渓は何故かしっかりと映っていた。

小法師山と1446m峰



小法師山と雪渓



雪渓をもう一枚。

 


さらばタキタロウ山荘。お世話様。近いうちにまた来るよ~。


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初めての以東岳・登山編(2019年6月26日)

2021-07-01 | 朝日連峰

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしてアップ。その後、内容を少し改め、再アップしたものです。)
(本頁は「初めての大鳥池」の続きです。)


昨晩のアーベンロートに味をしめ、6月26日の朝はモルゲンロートを期待したが、
こちらは山の位置の関係で難しいようだ。
それでも早朝の大鳥池の風景はよかった。

早朝の大鳥池、以東岳と小法師山。 



早朝の大鳥池、小法師山。
 



早朝の大鳥池、小法師山。



さて、今日は以東岳に登る日。

5時15分、タキタロウ山荘を出発。以東岳には直登するかオツボ峰から廻りこむかで直前まで悩んだ。
管理人から直登を薦められたものの、今回は同宿者の薦めを優先し、後者にした。

ここで非合法マップ。



樹林帯の登りはしんどかったが、小一時間程度で森林限界になり、そこから先は天国だった。

登り初めの樹林帯                                この枯れブナが現れたら、そろそろ高木限界。
 


森林限界付近からは大鳥池が二つに分かれて見えた。

ふたつに千切れたように見える大鳥池。バックの山は化穴山(1446m峰との重なり)と甚六山。



三角峰の稜線が近づくと、南側の展望が開け、以東岳がよく見えるようになった。

三角峰の手前から以東岳を望む。



以東岳はでかすぎて、私の持っているレンズでは全体が一枚には収まらない。
左側、オツボ峰のあたりを切り取る。




来し方を振り返ると、化穴山や甚六山が素晴らしい。標高1400~1500m程度の山とは思えなかった。
登山道脇にはつい最近までチングルマが咲き乱れていたようだ。

手前の雪渓付近にはミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)も有った。

三角峰手前の登山道。バックの山は化穴山(1446m峰との重なり)と甚六山。



今回の目的花、ヒメサユリはまだ蕾ばかり。
咲いてるものも少し有ったが、イマイチと言う感じだった。




三角峰の稜線に到着したが、どれがオツボ峰なのかよく分からない。

三角峰の稜線からオツボ峰方面を望む。 



三角峰の水場(水場は雪の下敷きだった)付近から北の方を望む。

月山は雲を被っていて見えなかったが、戸立山は西面はのっぺりしているのに東面は思ったよりも険しかった。

戸立山(1553m)の東面
 


足元を見たら、タカネマツムシソウらしき芽出しがいっぱい有った。

タカネマツムシソウ?の芽出し                                   オノエラン
 


オツボ峰の手前、稜線上に凄いお花畑が有った。ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)の群生地だ。

朝日や飯豊にはもっと凄いのがあるかもしれないが、
此処は自分が今まで(月山や鳥海、秋田駒などで)見た中では最大規模の群生だった。
猛烈な風で帽子が吹き飛ばされそう。
花はいっときもじっとしてくれないので、連写した中でブレが少なかったと思われるものを選んでみた。

ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)の群生地。バックの山は化穴山(1446m峰との重なり)と甚六山。



ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)の群生。






ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)                                 ヨツバシオガマ 
 


そこから先の稜線で見た草原はオオバギボウシでびっしりだった。

こんな高山の稜線に群生するとは知らなかった。

オオバギボウシの大群生。 バックの山は化穴山(1446m峰との重なり)。


大鳥池。バックの山は化穴山(1446m峰との重なり)と甚六山。




オツボ峰への登りにさしかかると、花は少なくなるが、見慣れない花の芽出しや蕾が有った。

たぶんタカネヨモギ。                                   たぶんナンブタカネアザミ。
 


どれがオツボ峰かわからないまま痩せた稜線を進むと、ガスが出て来た。

以東岳に続く稜線 



大朝日岳方面の稜線もガスでさっぱり見えなかった。

大朝日岳方面? の稜線


稜線は岩場が多くなり、花は疎らだった。

以東岳に続く稜線                                    ナガバツガザクラだろうか。 
 


アオノツガザクラ


ミヤマダイコンソウ
 


稜線岩場に咲いていた花は他にゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、ウラジロヨウラク、
イワカガミ、ツマトリソウ、ミツバオウレン、チングルマ、コケモモ、コメバツガザクラなど。

ガスの中、10時頃、やっと山頂に到着。めいっぱい花の撮影をしていたので、五時間近くかかってしまった。

以東岳山頂標(1771.9m)。                                以東岳避難小屋
 


以東岳避難小屋の軒?を借りて超早い昼飯。
この間(約30分間)ずっとガスは晴れなかったので、今回、山頂からの展望は無し。

山頂は花が少なく(ガスで見えなかったせいもあるかもしれない)、
確認できたのはミヤマキンバイとミヤマウスユキソウ、キバナノコマノツメくらいだった。


下山編」に続く。


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初めての大鳥池(2019年6月25日)

2021-06-30 | 朝日連峰

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしてアップ。その後、内容を少し改め、再アップしたものです。
今日はこれから山に行くので皆様のところにはリアクション出来ません。)


このところ、山道具を更新したり、買い足ししてるのは、山小屋(賄い無し)に泊らないと登れない山に行きたくなったからだ。
その第一弾として選んだのが山形の大鳥池以東岳。今回の目的とする花はヒメサユリ
いろいろ情報を集めていたら、そろそろ咲き出しているようだし、
(泡滝ダムまで通じる)林道の冬期通行止めも解除されたと聞き、今回、ことに及んだような次第。

この写真は6月2日、摩耶山山頂から見た以東岳方面。



詳細はこちらに記してあるが、6月2日、摩耶山山頂で以東岳に登ると決心した。

6月25日は夕方までに大鳥池に入れたらいいだろうと、のんびりと朝8時過ぎに秋田市自宅を出発。
秋田市の天候は雨が降ったり止んだりと、けっして好くはなかったが、南に行くほど、しだいに明るい曇り空に変わって行った。
今は鶴岡市になってしまった旧・朝日町のタキタロウ館より奥の東大鳥川は人家も無く、
ところどころ簡易舗装された砂利道の林道が延々と続いていた。

東大鳥川の始まり付近。奥の山は茶畑山のようだ。 



もうかなり奥まで来たなというところで、道路に落石を発見(時刻は12時過ぎ)。

下りてみると、奥の方の落石が道路を塞いでおり、しかも独力でどけるのはちょっと無理だった。
この前の大地震(この山域の震度は6弱か6強と推定)で緩んでいたものが昨日の雨で転がり落ちたような感じだ。
ここまで来て、中止するのもどうかと思い、手前の路肩スペースに駐車し(近くに赤いRVが一台駐車中)、
テクテク30分ほど歩いたら、林道が終点になり、駐車スペースには三台の車が停まっていた。

       落石の様子                               林道終点の駐車スペース
 


念のため、車のナンバーを写真に撮り、登山口の泡滝ダムまで来たら、釣り人が独り居た。
どうやら赤いRVの主のようだ。
と言うことは、林道終点駐車場の三台の車のヌシは落石で出られなくなったことを知らないまま、
この奥に居るようだ。
もちろんこのエリアはとっくに電波圏外になっている。

泡滝ダムには釣り人が一人居た。




落石アクシデントをこの奥に居る方々に伝えると言う新たなミッションも加わり、
私の大鳥池までの登山(コースタイムは約三時間)が始まった。


大鳥川の谷間をスッポリ埋める残雪。
川は雪の下を潜って流れていた。         歩きやすいブナ林の道
 


狭い渓谷道に入ると、対岸の谷には滝や大量の残雪が。

いわゆるスラブの岩壁はこういう大量の雪で削られて出来るものなのかなどとと感心しながら歩く。
しばし緩やかで歩きやすい道が続き、この先もこうならいいなと思った途端、目の前に険悪な道が現れる。

最初の険悪箇所                                      大鳥川の渓谷 
 


このあと今日のルートで最大の難関が待っていた。それはジミヤチ清水手前の残雪。

登山道は先に見えるのに、目の前の雪壁はおとなの背丈以上、これを乗り越える術がないのだ。

ジミヤチ清水手前の残雪



仕方なく残雪を下り、スノー・ブリッジになってる処を恐る恐る歩くことにした。
そこを無事乗り越えたらご褒美だろうか。
ジミヤチ清水の美味しい水を頂く。
なお大鳥池へのルートは随所に美味しい水場があり、水の携行は不要なほどだった。

このルート、樹林ばかりで花はさっぱりだったが、ジミヤチ清水の周辺だけは春の残り花が有った。

サンカヨウ                                          ニリンソウの残り花 
 


他にリュウキンカも咲いていた。
その先はさして危険な箇所もなく、渓谷沿いの樹林道が坦々と続く。

途中見えた三角のお山。
後で調べたら、大鳥池の西岸に聳える1446m峰のようだ。



冷水沢にかかる最初の吊り橋。
渡った先は好い休憩場だった。           ヘビの名所?、七つ滝沢橋。
 


吊り橋がふたつあり、どちらも中ほどではよく揺れた。

ふたつ目の七つ滝沢橋はヘビがよく日向ぼっこしている場所と聞いたので、最大限に警戒したものの、
 (´π`;)ワタシが通った時は一匹も居なかった(代わりに七曲りで遭遇)。

七曲りの坂道は地図上では僅かの距離だが、ここから一気に標高差200mを登る。

この道はこれでもかこれでもかと呆れるほど執拗に屈曲し、実際には十回以上、曲がっていた。

七曲りの道



上り坂終点の木                                                                タキタロウ山荘
 


このブナの木の生えているところで、上り坂は突然、終了した。

その先は平らになったブナ林を歩く。樹間から、大鳥池と周りの山が見え隠れする。

午後4時半に今夜のお宿、大鳥小屋タキタロウ山荘に到着。

落石により、手前から歩いたことや残雪で躊躇した影響もあり、コースタイム3時間のところ、4時間近くかかってしまった。

これが最初に見た大鳥池(標高960m)。







湖畔(制水門)で、釣りをしている男性が二人居たので、挨拶したところ、片方は小屋の管理人だった。

宿泊の申請と同時に、泡滝ダム手前の落石の件、車三台が閉じ込められている件を報告したところ、
「(`◇´)我々は今朝、車を置いて入ったところだ。落石はその後に起こったに違いない。
地震で緩んでたのが、昨日の雨で今日になって落ちたんだ。
教えてもらって有難い。(`◇´)すぐ市役所建設課に伝える。」
との返答。

「 (´π`;)電波圏外なのに連絡できるんですか。」と訊ねたら、小屋に衛星電話があるから大丈夫とのこと。
なお管理人の足元では優に2mを超えるヘビが日向ぼっこをしてたので、
そのことも指摘したら、ここはヘビの多いところなので、いちいち構ってられないとか。
なお、その後、管理人から、
「電話したら、既に市役所の方で落石を撤去したあとだった。よかった。よかった。みんな帰れる~。(^◇^)」
との報告。


花は26日に登る以東岳に期待していたが、大鳥池の畔にもいろいろ咲いていたので報告しておく。
湖面の標高は966m、つい最近まで雪に覆われていた処もあり、
ここの季節感は下界で言うところの四月下旬から五月アタマくらい、約二ヶ月間の時差(月差)を感じた。

タムシバとムラサキヤシオ                                                   タムシバ 
 


ムラサキヤシオ



ミヤマスミレ



イワウチワ                                                                          タニウツギ(26日昼に撮影)
 



この山域で咲き残っていたイワウチワは純白ばかりだった。
タニウツギは春と言うよりも初夏のイメージだ。


しばし大鳥池の夕景を。
池に着いたばかりの時、空はすっかり晴れ上がっていたが、水面にはさざ波が有った。
小屋に荷を下ろし、晩飯の支度をしていたら、波もだいぶ鎮まって来たようなので、水汲み場に下りてみた。
ここからは以東岳もよく見えた。


水汲み場から大鳥池と以東岳



以東岳山頂付近。以東小屋もよく見える。


1446m峰。



今日のタキタロウ小屋の宿泊者は私以外は一名だけ。
晩酌で酔いが回り出したら、以東岳のアーベンロートが始まった。








初めての以東岳・登山編」に続く。
 
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マツムシソウを見に以東岳へ。後編。(2019年8月4,5日)

2020-08-09 | 朝日連峰

(本頁は「マツムシソウを見に以東岳へ。前編。」の続きです。)

三角峰手前の小ピークを越えたら、突然視界が開けた。以東岳やオツボ峰に連なる山なみが素晴らしかった。


三角峰手前の小ピークから以東岳やオツボ峰の眺め




更に素晴らしかったのは、ヒメサユリがまだ咲き残っていたこと。

この場所は6月26日に来た時はまだ雪に覆われていた。
雪消えが遅かったので、つい最近まで花盛りだったようだ。今回は見られると思ってなかっただけに感激。


今越えて来た三角峰手前の小ピークと化穴山の重なり                                      ヒメサユリとニッコウキスゲ

 


ヒメサユリ                                                                                               ヨツバシオガマ

 


この場所にはヨツバシオガマも咲き残っていた。

他には・・・

ミヤマリンドウ



キンコウカ                                                                                                 ナンブタカネアザミ
 



ナンブタカネアザミは見るからに痛そう。

この花、「ナンブ」と有るので岩手に多い。と思うと必ずしもそうでなく、
岩手では栗駒山くらいでしか見たことが無い。山形や新潟の高山に多いようだ。

今回、以東岳(オツボ峰)に登ったのはタカネマツムシソウが見たかったから。
マツムシソウは北東北では極めて珍しい((T_T) 秋田では絶滅)。
タカネマツムシソウとしてはおそらくこの場所(三角峰やオツボ峰)のものが北限と思われる(隣の月山には無い)。
前回(6月26日)来た時、元気な芽出しがいっぱい有った。それが咲くのを見たくて、今回のような酷暑時期の登山となった。

しかし今日は暑い。三角峰から先は1500mより高い稜線歩きとなるが、無風で気温は25℃くらいありそうだ。




タカネマツムシソウは三角峰の肩、水場の手前辺りから咲き始めていた。

タカネマツムシソウ






少し歩くとミヤマウスユキソウの古花がギッシリ。

                                                                                                         ミヤマウスユキソウの古花
 
 

タカネマツムシソウの小群生。バックは以東岳。



稜線を進むに従い、タカネマツムシソウの密度は更に濃くなっていったが、

かわりに靄が立ち込めて来た。

タカネマツムシソウの小群生。バックは化穴山。



三角峰と戸立山(右奥)を振り返る。




さっきから気になっていたが、この山にはオオバギボウシも多かった。

場所によってはこの植物の葉でびっしりと覆われているほど。


オオバギボウシの群生




オオバギボウシ                                                                                          オヤマリンドウだろうか。
 


丈の低いオミナエシの仲間も多かった。

個人的には今まで登った東北の山では見たことがないので珍しい(信州の高原では何度も見ている)。

ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)



ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)



ハクサンイチゲは前回、登った時は見落としてしまったのか、見た記憶が無い。
今回は散発的に開花していたがこれは二度咲きなのだろうか。

ハクサンイチゲ                                                                                           ハクサンフウロ
 

ノギラン



ノギランは低山性のイメージが強いが、ここでは立派な高山植物になっていた。

同じような現象は和賀岳や焼石岳、森吉山でも見ている。
 
ミヤマコゴメグサ?
 


コゴメグサの仲間は、この山域には、ミヤマ、ホソバ、マルバ・・・の三種類が有るようだ。

写真ではどれなのか分からなかったので、ひとまずミヤマコゴメグサとしておく。


タカネヨモギ                                                                                               ミヤマコウゾリナ

 
 

オツボ峰らしきピークを過ぎたが、靄はさらにひどくなり、近くの以東岳や朝日連峰の他の稜線もほとんど見えなくなった。
左足は相変わらず痛いし、暑さにもすっかり負けてしまった。
今回のノルマだったタカネマツムシソウは十分見たので、タカネヨモギが現れたピークを最後に引き返すことにした。
この山稜で他に見た花はミヤマホツツジ、ノリウツギ、クロヅル、コバイケイソウ、イブキゼリモドキ、タテヤマウツボグサなど。


オツボ峰付近から見たおぼろな大鳥池

 


オツボ峰から池に下りても、泡滝ダム駐車場まで更に三時間の歩きが有った。

途中で左足がほとんど動かなくなったため、四時間かかったが、騙し騙し歩いて駐車場に到着。
その後は秋田市まで約三時間半の運転。以東岳は実に遠いお山だと感じた。

 

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マツムシソウを見に以東岳へ。前編。(2019年8月4,5日)

2020-08-08 | 朝日連峰

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

東北の高山に咲く花で今までにまだ見たことが無い(厳密には、見たことはあるが写真に撮ってないものも含める)花がけっこう有る。
比較的名の知れた花では、イイデリンドウとバンダイクワガタ、ヒメサユリ、タカネマツムシソウ※などが該当か。
(※ タカネマツムシソウは既に白馬連峰の八方尾根で見ているが、東北のものは未見)
イイデリンドウは飯豊連峰、バンダイクワガタは磐梯山に特産する。
いずれも秋田からは遠すぎるし、今の私に飯豊連峰はハードルが高すぎる。

ヒメサユリとタカネマツムシソウならば、隣県の朝日連峰のいずれかのピークに登れば見ることが出来る。
というわけで、今年(2019年)は秋田市から比較的アプローチしやすい以東岳に行き、両方の花を見ることにした。
ヒメサユリは6月下旬に訪ね、見ることが出来た(記録はこちら)。
残るタカネマツムシソウは真夏以降に開花するので、その時期を待った。

そろそろ咲いているだろうと8月4日に出発。なおこの日は大鳥池まで。

大鳥池に行く途中、見慣れぬお山がふたつ見えた。湯ノ沢岳(964m)と摩耶山(1020m)。
後者は6月2日に登頂済み(こちら)、前者は未踏だ。
ともに1000m程度とは思えないほど立派な山容だが、すぐ近くに月山や以東岳などの高峰があり、損をしているようにも感じた。


湯ノ沢岳(964m)。庄内あさひIC付近より。


 

摩耶山(1020m)。荒沢湖付近より。

 

ここから先は前回(初めての大鳥池以東岳(1)大鳥池への道)と同じ。

赤川流域の最終集落、大鳥から東大鳥川の谷間が始まる。


東大鳥川の始まり付近。奥の山は茶畑山のようだ。

 


ほとんど未舗装の道を埃を巻き上げながら走ると、林道終点の泡滝ダム。




ここから三時間超の登山道が始まる。標高は500mくらいだが、この日の気温は泡滝ダムで30℃、しかも無風。

少し歩くだけで滝の様に汗が流れ落ちる。6月下旬に来た時とはコンディションがだいぶ違う。


歩き出してすぐの壮絶な渓谷                        最初の休憩地にした小さな滝

 


小さな滝の見える道端で小休止する。右にちらと見えるピンクの花は何だろう。

一見、関東以西に咲くシモツケソウ(アカバナシモツケソウ)かと思ったが、後でコシジシモツケソウと分かった。
初めて見る花だ。

なお北日本に多いオニシモツケも近くに有った。


コシジシモツケソウ                            オニシモツケ

 

たいしてきつい道でもないのに今日はどうしたんだろう。
すぐにばててしまう。水場は豊富なので、水分は足りているはずだが、暑さは何ともしようがない。

冷水沢にかかる最初の吊り橋を渡った処にある広場で大休憩。



エゾアジサイ                                                                                            根元の曲がったブナ
 


タマガワホトトギス
 



七曲り付近の水場                            フキユキノシタとミヤマトウバナ?

 


あともう少しで七曲りを登りきるあたりで左足ふくらはぎに激痛が走る。

こむら返りかと思ったが、ちょっと違う(こむら返りだと割とすぐに痛みは引けるのだが・・・)。
騙し騙し歩いて大鳥池に到着。今回は池まで四時間以上もかかってしまった。

今日のタキタロウ山荘の宿泊者はワタシも入れて6名(男4名、女2名)だった。
管理人さん曰く今年はお客が少ない。土曜日だった昨日でも4名だけだったとのこと。6月の大地震が影響しているのだろうか。
同宿者たちと外テーブルで語り合いながら早い晩飯(と晩酌)。
到着時、池にはさざ波が立っていたが、酔いが回り始めたらピタッと止まった(ホンの30分間くらい)。
各自、小屋のサンダル履きのままよろけながら池に下りて絶景を愉しむ。


大鳥池から以東岳を望む。



小法師山の鏡面風景


以東岳の鏡面風景。                           以東小屋が夕陽に輝いて見えた。
 


その後の以東岳アーベンロート。今回は前回のように赤くならなかった。





翌8月5日は大鳥池から以東岳に登るが、
前日、こむら返し様の痛みを発した左足ふくらはぎにまだ痛みが残っている。
これが引けないようならば、今回は無理に以東岳山頂まで行かず、行けるところまで行って戻るつもりで出発した。
今回のメイン課題、タカネマツムシソウを見るだけならば、オツボ峰でも十分だろう。
ワタシ以外の同宿者五名はオツボ峰経由で縦走し、竜門小屋をめざすとか言って5時前に出て行った。
それを追うように5時丁度にスタート。やはり左足が痛くて、前回のようにスイスイとは登れなかった。


早朝の大鳥池

 



前回と同じようなパターンだが・・・

登り初めの樹林帯                                                                                      この枯れブナが現れたら、もうすぐ高木限界。 
 



薄暗い樹林帯に花は殆ど無く、ツルアリドオシを見かけた程度。

ツルアリドオシ



灌木帯に突入したら、いろいろ咲いていた。いずれも秋田の山では見かけない花ばかり。

オオコメツツジ



ミヤマママコナ



後編」へ続く。


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コメント (2)
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