8月6日(日曜日)は親戚の法事があり、横手まで出かけた。
折角行ったので、法事終了後の昼から横手実家にも寄ってみた。
実家の草刈りは7月23日に終わったばかりだが、
この日立ち寄ったら、屋敷はまた草茫々になっていた。
真夏の草の勢いとは凄いものだ。
ところでこの日、実家に寄ったのには理由が有る。
7月23日の実家草刈の折り、乗用草刈り機に乗ったオッサンが突然現れ、
わずか数分でけっこうな面積の草を刈ってくれた。
7月23日、突然現れた草刈りの神様
おかげで少なくともその後の作業時間を30分間は短縮できた。
(この時の詳細は ⇒ こちらの下半分)
この時はこのオッサン、いや草刈りの神様がどこのどなたなのかわからなかった。
後で実家近所に住む年長の従兄に聞いてみたら、
果樹園のオーナー、Y家の旦那(婿養子)だろうとのこと。
電話番号等も調べてくれたが、
なっ( ̄π ̄;なんとこのくわえたばこのオッサンの職業は画家だとか。
私は8月6日、横手の法事に行ったついでに実家に立ち寄り、
この不思議な画伯と今後の草刈りに関する相談(有償での草刈りの依頼)をしたいと思った。
そのため前日の8月5日に電話をしたが、この日は何故かこの御方と繋がらなかった。
後でわかったことだが、この御方は絵の展覧会の関係で大阪に出張中、
またタイミングが悪く、8月5日は奥様もどこかへお出かけ中で連絡がとれなかった。
それでも8月6日の午後、この御方のご自宅に直接押しかけてみたところ、
奥様はお帰りになっておられ、ご在宅だった。
草刈りをお頼みしたいと申し上げたところ、
「たぶん大丈夫だと思います。主人に伝えておきます。」とのことだった。
後で奥様に聞いた話では、りんご栽培は趣味と言うか副業だそうだ。
私は18歳で実家を出てから、この村にずっと住んでいない。
私の記憶では、実家のあるこの村は純農村地帯で、住んでいる人は
農業か農業をやりながら近くに勤めに出ている人とその家族くらい・・・と思っていた。
自分の出た村に画家が住んでいる、
しかも「草刈り画伯」だとは夢にも思わなかった。
7月23日、草刈り画伯が刈ってくれたばかりの実家屋敷畑
8月6日の実家屋敷畑
8月15日は猛暑日だったが、横手実家に行き、草刈りをした。
こんな日に何故、草刈りなのか。
理由は草が伸びてどうしようもなくなったからだが、
草刈りは雨の日には出来ない。
曇って涼しい日がベストなのだが、今年の夏はそんな日は皆無だった。
七月中旬の記録的大雨の後はずっと晴天続き、八月以降はときおり猛暑日。
おかげで草は茂る一方だ。
先月23日、突然出逢った例の草刈り画伯にちゃんと会って御礼を述べ、
今後の実家屋敷の草刈りについて相談したいと思っていたのだが、
14日に電話したところ、
8月15日の朝いちならば会える(9時以降は不在)と言われた。
そのため、8月15日は6時前に秋田市自宅を出発し、7時50分、画伯の自宅を訪ねる。
そして草刈りの交渉は成立した。
今後は画伯が我が実家屋敷畑の主要部分の草刈りをおこなってくれることになったのだ。
その後は実家の墓掃除と墓参り。
実家近くから見た鳥海山。
それが終って、9時頃から非力な電動草刈り機で草刈りを始めたが、気温はけっこう高くなっていた。
このところ熱帯夜続きだから、30℃は越えていたことだろう。
しかもこの日は台風七号が近畿地方を北上中で秋田など日本海側には猛烈なフェーンが吹き込んでいた。
後で調べたらこの日の横手の最高気温は35.2℃だった。
こんな日に草刈りをしている人間はこのあたりでは私と家内のふたりだけだった。
ときおり実家の前を通り過ぎる近所のおじいさんからは、
「こんな日に草刈りはやるもんじゃない。どうしてもやるなら、しっかり水分を取って日陰で休みながらやれ。」
とかいろいろ声をかけてもらった。
持参して来たペットボトル3本があっという間に空になった。
なんか先月末の焼石岳登山よりもしんどかった。
それでも恒例により、beforとafter。
既に画伯との草刈り条約締結後なので、
今日、私が刈った場所は乗用草刈り機が入りにくい、
道路際側溝に近い部分や凸凹のある部分、庭花の咲いているエリアなど
面倒な場所ばかりだった。
作業はなかなか捗らなかった。
それは今回、草の密度がすこぶる濃くなっていたからだ。
befor
after
befor
after
屋敷の東端befor
屋敷の東端after
道路際側溝に近い部分や凸凹のある部分after
昼近くなったら、電動草刈り機のバッテリー切れ等もあり、作業速度がきわめて遅くなった。
それよりもこちらの身体、生命の方が心配になって来た。
そのため、今回、家の西側半分の草刈りは諦めることにした。
手つかずの西側部分
また近いうちに来て刈らなければならない。
草との闘いはまだまだ続く。
これ以上、暑くならないことを祈るばかりだ。
以上。