~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

宇宙を感じる時…

2017-07-05 20:32:37 | 日記


見上げた夕暮れの空の美しさに、しばらく見とれて

いました。

薄紅の雲の向こうに、沈みゆく太陽を感じ、対峙する

空には月が凛としてあるのです。

美しい夕空を見ると、フランクルがアウシュビッツの

収容所で明日をも知れぬいのちの中で感動した

夕焼けの美しさが、私の見ている空と繋がって

いる気がするのです。

住み慣れた街の片隅でも、宇宙を感じることが

出来るのだと感動してしまいました。

ふと、息子が亡くなった後、息子を追い求めて

いた時に行ったハワイのボルケーノを思い出し

ました。

地球創世のような風景をを目の前にしたとき

いのちの還るべきところはあるのだと、確信

したのです。

人間は星と同じ原子だと聞いたことがあります。

私たちの体の中に宇宙があるっていうことは

いのち(魂)の還るべきところは宇宙に

あるのでしょうか。

空を見上げた時の大きな安心感は、宇宙を

感じているからなのでしょうか

どんな人にも、還るべき宇宙があるという

確かさ…

私は知らなくても、私の中のコスモスが知っている

そんな気がしています。





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柳美里さんが南相馬に書店を開くって

2017-07-04 22:24:41 | 日記

随分前ですが、柳美里さんの小説を読んでいた

時期がありました。

読み終わった時に、この人大丈夫だろうかと、

ささくれのような痛みが、いつも心に残ったのを

今でも覚えています。

柳さんが、数年前に鎌倉から福島に通って

ラジオ番組に出ていたことを雑誌で知りました。

そして今年の3月には、福島の高校の校歌を作詞し

長渕剛が確か作曲して、生徒たちが歌っているのを

テレビで観ました。

その柳さんが、福島の南相馬の小高に書店を開くと

新聞に載っていたのです。

小高は原発から20キロ圏内で、事故前は

1万2800人いた住民が現在は2000人という

地域だそうです。銀行に融資をを申し込んだら

小高で書店なんてボランティアだと、断られた

そうですが、柳さんは「採算が取れないと尻込み

していたら、復興なんてできない」と年内の開業を

目指しているそうです。

売り場の隣に小説を書く机をを置き、柳さんの

蔵書も300箱以上運び入れ、「私の本も

手に取ってもらえるようにしたい。公民館のような

場所になれば」と言われているそうです。

資金は「クラウドファンディング」を活用する

そうです。

柳さんの福島への思いの深さに、胸が熱く

なりました。

今、柳さんはどんな小説を書いているのだろう…

久し振りに柳美里の小説を読んでみたくなりました。

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ランディさんの新刊「生きてるって幸せ」

2017-07-02 10:54:36 | 日記

7月1日、初女さんの月命日に田口ランディさんの

新刊「生きてるって幸せ」が発売されました。

山田スイッチさんのイラストで、日本農業新聞に

連載されていたエッセイが一冊の本になったのです。

新聞連載の時に読んでいましたが、ランディさんの

日常が、日々感じていることが読んでいる私に

大きな気づきとなることが、沢山ありました。

スイッチさんの絵は、ランディちゃん!と

呼びかけたくなる可愛さで、思わず微笑んで

しまいます。

兎に角、明るく元気にしてくれる本です。

ランディさんのファンだったスイッチさんが

出会いから15年経って、ランディさんと組んで

本をつくる、これはまさに

「生きてるって幸せ!」を実行されている結実の

ような気がします。

ランディさんは、いつも楽しそうだし

スイッチさんの美味しいものを食べた時の顔は

一緒にいる人を幸せにしてくれます。

「幸せ感度」抜群のランディ❤スイッチペアの

この本は、読者をきっと幸せの方向に導いて

くれると思います!

 


 

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ティク・ナット・ハン の眼差し

2017-07-01 19:07:42 | 日記

今日、NHKの「こころの時代」に

ティク・ナット・ハンの名前がありました。

子どもを亡くした後、友人にティク・ナット・ハン

の本を勧められ買ったのですが、読む気力がなく

そのままになっていました。

テレビの画面に映ったティク・ナット・ハンの

深い眼差しに吸い寄せられるように観てしまいました

ベトナム人として、戦争の悲しみと苦しみの

極みを知っているだろうティク・ナット・ハンが

怒りを抱きしめて慈悲にかえていくことを

語っていました。

深い静かな眼差しに、初女さんの眼差しが

重なりました。

今日は初女さんの月命日、その日にこういうかたちで

ティク・ナット・ハンに巡り合えたことに

何か深いものを感じています。 

今こそティク・ナット・ハンの本を読む時が

来たのかもしれません…

★ティク・ナット・ハン Q&A #2 (2009 New York)

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