~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

お月様

2016-09-16 23:02:02 | 日記

駅からの帰り道、大きなお月様にじっと見つめられて

いるような気がしていました。

お月様を観ていると、宇宙を感じます。

やわらかい光の中に、初女さんや息子…旅立った

人たちの顔が見えてきます。

息子を亡くした後

夜になると、「お兄ちゃんに会いに行こう!」と

小学校3年だった次男の手を引いて、お月様を

見に行っていました。

寒い時も、見たいテレビがある時も、黙って

私について来てくれました。

望遠鏡を買って、家族3人で月の写真を撮りました。

宇宙の中に永遠のいのちを感じていたのです。

私たちの原子は星と同じだということは、

宇宙は私たちの故郷…

帰るべき処

大きなお月様に見守られながら、家路に

着きました。

 

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私の体験

2016-09-15 23:01:21 | 日記

朝日新聞の折々の言葉に「何でもないことを

悲しく言うことは 何でもないけれど

悲しいことを 何でもないように言うのは苦しい」

と言う言葉が載っていました。

でも、私はこの先に言葉を繋げたいと思いました。

「悲しいことを 何でもないように言えるように

なった時、真の喜びが宿る」と…

息子を亡くした後、思い出さえも辛くて

苦しくて悲しくて、すべて消し去りたいと

思っていたことがあります。

夏から秋に空気が変わるだけで、息子の

亡くなった季節が巡って来たと、それだけで

涙が溢れていました。

今 私は息子の思い出を笑いながら話しています。

めちゃくちゃ明るく面白い子だったので、

沢山の楽しいエピソードが消えることなく

私の中にあるのです。

あれほど深い悲しみが、昇華したのでしょうか…

こんな日が来るなんて、思ってもみなかった。

悲しみを、悲しみのままで終わらせたくないという

思いはいつもどこかにありましたが、

悲しみから喜びが生まれるとは思っていません

でした。

底の底まで、これ以上ないくらい苦しんだり

悲しいんだりしたら、神様がご褒美で

真の喜びを下さるのかもしれません。

初女先生は、「体験ほど確かなものはない」と

言ってました。

これは、私の体験です。

 

 

 

 

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一番美しいもの

2016-09-13 23:48:51 | 日記

初女先生が亡くなられ、飛んで行った時

先生はロザリオに合わせた色のお着物をお召しに

なっていました。

本当に本当に美しかったです。

亡くなった時に着るお着物を、先生はご自分で

用意されていたと、聞きました。

初女先生は「この年になると、死について

よく訊かれますが あれこれ考えたところで

明日のことは誰にもわかりません。

ただ、今を生きているのです。」と言われて

いました。

その先生が、そっとお着物を用意していた

そのことが、今頃になって静かに心に響いて

来るのです。

私が、今まで生きてきて目にした一番美しいもの

それは、ロザリオを胸に抱いた初女先生…

出会えて良かった

 

 

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ケ・セラ・セラで行こう

2016-09-12 23:09:09 | 日記

友人に、思ったこともないネガティブなことを

言われたと話したら、「ネガティブなことを耳に

するとショックを受けるけど、私は今その人は

自分に言ってるんだと思うの(ネガティブなことを

いう人は自分がネガティブになっている)」と

教えてくれました。

そうか、そうだよな~確かに…

ネガティブな気持ちの時って、ネガティブ眼鏡を

かけてるみたいに、みんなそういうふうに見えて

くるから…

何で、そんなことを言われるんだろうと

ちょっと落ち込んでいましたが、心が楽に

なりました。

友人は「ご忠告有難うと、その人の価値観を

承認してあげましょう。受け入れなくても

いいのよ」と言ってました。

橘川幸夫さんは「笑ってすませられることは

笑ってすまそう。笑ってすまされないことに、

ひとつだけ取り組めばよい。」と言ってます。

ケ・セラ・セラ ですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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一日が小さな一生

2016-09-11 14:58:16 | 日記

今日、興味深い記事を読みました。

心療内科医の海原純子さんが、20年以上アマゾンの

熱帯雨林の存続を支援している人から聞いた話だ

そうですが、アマゾンの先住民には鬱も依存症も

ない。鬱やがんはないけれど、先住民族は日々

生と死と向き合っているといいます。

川にはピラニアがいるし、毒へびもいる。

ちょっと気をゆるめたら命を失う、だから彼らは

1日が小さな一生なんだそうです。

海原さんは「朝誕生し、夕方は死んでいく

そんな気持ちで過ごしていたら、一日一日が

光を帯びてくる。朝には新しく生まれるのだから

昨日の気持ちを引きずらない。

明日の光は明日みつければいい。

しっかりと、一つ一つ心を込めて大切に過ごす

ことが、光になる。

一日を小さな一生だと思って生きていきたいと

思う。」と記していました。

内村鑑三も朝目覚めるたびに「復活だ」と

思ったと言います。

佐藤初女さんは、これ以上出来ないという

ところまで、いつもやられていました。

一日が小さな一生なんて思うことは、なかなか

出来ないことだと思います。

でも、このお二人はそのことが生きる土台に

あったような気がします。

「一日が小さな一生」毎日、こう思うことは

難しいけれど、時々でいいから、そんな一日を

生きてみようと思う、それだけで何かが変わって

くるかもしれない…

 

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「祝福の海」との出会いを…

2016-09-09 23:48:08 | 日記

「祝福の海」の関東上映が始まります。

この映画を観た時、初女さんの「有名な人を

撮るんじゃなくて、もっと普通の人を撮れば

いいんだよ」という言葉を思い出しました。

祝福(いのり)の海は、普通の人が普通に

生活をしたいという祈りののような思いが

静かに力強く流れている映画です。

ガイアシンフォニー2番の映画を思い出すと

有名でない、普通の人は佐藤初女さんだけでした。

その(当時無名だった)初女さんの食と向き合う

姿をとらえた映像が、数えきれない人の心に響いた

のです。そして、今も響き続けています。

「祝福の海」を観た時、若い人による新しい

ガイアシンフォニー(地球交響曲)が生まれたと

思いました。

今回の関東ツアーの「祝福の海」は、すべて監督の

お話があります。

この企画をしている、えみさんはとっても素敵な

方で、「繋ぐ」ということをお役目に生まれて

来たのかなと、私には思えるのです。

是非、「祝福の海」に、監督に、えみさんに

出会ってください。

観終わった時、きっと希望の光がさしていると

思います。

 

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幼子のように

2016-09-08 21:03:12 | 日記

初女さんが亡くなってから、私は何人の人から

「初女さんが生きているうちに会いたかった~」

という言葉を聞いたことでしょう。

昨日、『いのちをむすぶ』の編集者のTさんから

「亡くなられた今だからこそ、

直接会う、ということを全く必要と

しなくなった初女さん、これって、

本当に凄いことです。」というメールを頂きました

そうなんです!

時空を超えて初女さんが存在するのです。

悩んでいるとき、迷った時、「初女さ~ん

どうしたらいいですか~」と呼びかければ

いいのです。

生前、出会っているとかいないとか

そんなことは関係ないのです。

初女さんは「ひとりひとりに森のイスキアが

宿っている そのことがなによりの励みです」

と言われています。

私たちの中にある「森のイスキア」を信じて

その扉が開くのを待っていてくれているのです。

幼子が「お母さ~ん」と呼ぶように

「初女さ~ん」と呼べばいいのです。

それだけです…



 

 

 

 

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求めれば出会える~初女さん

2016-09-07 22:35:42 | 日記

今日は素敵な若いお母さんに会いました。

初女先生の本を読み、広い自宅をお年寄りや子供

みんなの集える場所にしたいと思われたそうです。

初女さんに会いたかった~と言われてましたが

私は、この方は初女さんにすでに出会っているんだ

嬉しくなりました。

ガイアシンフォニーの映画も観てないといいます。

そうしたら、何というタイミングでしょう

9月22日朝9時にNHKBsで2008年放送

「初女さんのおむすび~岩木山麓ぬくもりの食卓」

の再放送があるのです。

今、亡くなってから初女先生を知り、会いたいと

思っている若い方が沢山いらっしゃいます。

その声に応えるように、再放送があるのです。

2008年の放送の直ぐ後に、私は初めての

初女先生の講演会をしたのです。

放送のお陰で、555席が完売となり

毎日の断りの電話に、家族の前で泣いて

しまったことがあります。

初女先生を求める人の思いが伝わり、今回の

放送となったのかなと、嬉しくなりました。

どんなかたちでも、初女さんとは

出会えるんだな~

求めれば出会える~初女さん~ですね。

 

 

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初女さんの写真展

2016-09-06 21:48:29 | 日記

『生誕95年、弘前で初女さんに会う』という

チラシが送られてきました。

9月30日から10月4日まで、弘前で2人の写真家に

よる初女さんの写真展が開催されるのです。

その間、森のイスキアがドア・オープンする

そうです。

初女さんが帰って来るんだ!

そんな気がしてきました。

自分のことより、いつも他者のことを思い

働いて働いて働き抜いた初女さんの人生

私の心にも、初女さんがしっかり刻み込まれて

います。

      『 奉仕とは 』

    自分のいいと思うことをするのでなく

    相手が望んでいることを感じて

    さりげなく差し出します。

    人の心に響くのは無意識にやったこと。

 

    道端に置いて通り過ぎるように。

    振り向きもしないで

               佐藤 初女

初女さんが「本当にお伝えしたいのは、

おむすびの作り方ではなくて「信仰とはなにか」

ということなのと、言われていた

初女さんのおむすびです。

初女さんに会いたいな~

 

 

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星野道夫さんと佐藤初女さん

2016-09-04 23:31:01 | 日記

星野道夫さんの写真を観ていて、ふと岸圭子さんが

撮った、おむすびを結ぶ初女さんの写真を

思い出したのです。

 

二つの写真を観ていると沈黙の深さが、

響いて来るものが重なり合うのです。

言葉が見つからず、説明できないのですが

これは「いのちの世界」を写し出している写真

だからだと思えるのです。

観ているだけで、ざわついている心が静かに

なって来ます。

この静けさが、とても懐かしいのです。

魂の還るべきところが、この静けさの中に

あるような気がするのです。

私が20年近く追い求めている「いのちの世界」を

この2枚の写真に感じるのです。

まだ、いのちの世界の輪郭しかつかめていないので

言葉にすることが出来ませんが…

私たちは、この静けさを知っているのだと思います。

私が、気が付いていなくても私のいのち・魂は

確かに知っているのだと思います。

岸圭子さんが撮った初女さんの写真の深さは

岸さんと初女さんの交流の深さだと

思っていましたが、いのちの世界の深さだったの

ですね。

星野道夫さんと初女さんが、こんなに深いところで 

繋がっていたなんて…

 

 

 

 

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