星野道夫さんの写真を観ていて、ふと岸圭子さんが
撮った、おむすびを結ぶ初女さんの写真を
思い出したのです。
二つの写真を観ていると沈黙の深さが、
響いて来るものが重なり合うのです。
言葉が見つからず、説明できないのですが
これは「いのちの世界」を写し出している写真
だからだと思えるのです。
観ているだけで、ざわついている心が静かに
なって来ます。
この静けさが、とても懐かしいのです。
魂の還るべきところが、この静けさの中に
あるような気がするのです。
私が20年近く追い求めている「いのちの世界」を
この2枚の写真に感じるのです。
まだ、いのちの世界の輪郭しかつかめていないので
言葉にすることが出来ませんが…
私たちは、この静けさを知っているのだと思います。
私が、気が付いていなくても私のいのち・魂は
確かに知っているのだと思います。
岸圭子さんが撮った初女さんの写真の深さは
岸さんと初女さんの交流の深さだと
思っていましたが、いのちの世界の深さだったの
ですね。
星野道夫さんと初女さんが、こんなに深いところで
繋がっていたなんて…