~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

私の体験

2016-09-15 23:01:21 | 日記

朝日新聞の折々の言葉に「何でもないことを

悲しく言うことは 何でもないけれど

悲しいことを 何でもないように言うのは苦しい」

と言う言葉が載っていました。

でも、私はこの先に言葉を繋げたいと思いました。

「悲しいことを 何でもないように言えるように

なった時、真の喜びが宿る」と…

息子を亡くした後、思い出さえも辛くて

苦しくて悲しくて、すべて消し去りたいと

思っていたことがあります。

夏から秋に空気が変わるだけで、息子の

亡くなった季節が巡って来たと、それだけで

涙が溢れていました。

今 私は息子の思い出を笑いながら話しています。

めちゃくちゃ明るく面白い子だったので、

沢山の楽しいエピソードが消えることなく

私の中にあるのです。

あれほど深い悲しみが、昇華したのでしょうか…

こんな日が来るなんて、思ってもみなかった。

悲しみを、悲しみのままで終わらせたくないという

思いはいつもどこかにありましたが、

悲しみから喜びが生まれるとは思っていません

でした。

底の底まで、これ以上ないくらい苦しんだり

悲しいんだりしたら、神様がご褒美で

真の喜びを下さるのかもしれません。

初女先生は、「体験ほど確かなものはない」と

言ってました。

これは、私の体験です。

 

 

 

 

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