~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

息子が教えてくれた”今を生きる”

2020-03-06 22:47:12 | 日記

今年の卒業式はコロナウィルスの為に

門出を祝うという感じがなく、

淋しい限りです。

タウンニュースにあった

”いつまでもクラスメイト”という

字が目に飛び込んで来ました。

そのタイトルの横には、

「他界した同級生を卒アルに」と

ありました。

高校1年の時に骨肉腫になり17歳で生涯を

閉じた高校生の記事でした。

母親が、「体が動くうちに行きたいところへ

行こう」と言うと、「いや、いい。

俺にとっては学校がワンダーランドだから」

と、笑顔で話していたそうです。

その彼の写真を、卒業アルバムに載せ

卒業式には、お母さんが息子の写真を

胸に抱いて参加してました。

凛としたお母さんの写真を見て、凄いな~と

心から思いました。

私は、とても行けませんでした。

息子の写真を持って卒業式にでるなんて

とても出来ませんでした。

息子は生前、私に「お母さんは弱っちいから」

と,よく言ってました。

弱っちい母さんは、同級生の晴れ姿を

見ることは出来なかった…

でも、息子の同級生が18年経っても命日に

来て、私とお喋りしていってくれるのです。

弱っちい母さんは、沢山の人に支えられて

今を生きてます。

あなたの突然の死は、母さんに

”生きるとは、今ここ”を細胞に刻み込んで

くれました。

そのことは、あなたからの最大級の

プレゼントです。

『今を生きることによって、

 これから進むべき道が示されてくると

 思います。

 自然に自分で感じたもの、示された道を

 進んだことによって現在があると

 思うから。

             佐藤 初女』

 

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