最近この歳になって、生きていくって覚悟が
いるな~と思っていたら、友人が内山興正老師の
対談の言葉を書いて送ってくれました。
対談を抜き書きしているので、分かりにくい
けれど、それでもずっしり来るものがあります。
『やっぱり、人間は何時かは死ぬんだということ
それが、たった一人で死んで行かなくちゃ
ならないんだということ。
もっと根本的に言えば、誰でも一人だ
一人ぎりの一人で生きている。
普段の我々やっている生活というのは、
他とのかね合いだけだもん。
他人がほめてくれるとか、報酬を沢山くれるとか。
ところが、本当の真実は、一人でいつも
生きてゆかなければならないと言う事実が
あればこそ、それだけの寂しさを感じて
これじゃいけないと、感じさせるわけだね。
たった一人で、いつかは必ず死んで行かなければ
ならないーこれが実物としてあるわけです。
これを見失っている。
見失っているけれど、実際にはそれが動いて
いるから、それに従ってやろうというのが
修行ですよ。
誰だって実物なんで、実物を生きているんだ。
それにもかかわらず、実物を見失っている。
そして何かの思いで幻影を描いて、それに
引きずりまわされる。
いわゆるアテの世界に引きずりこまれている。
実物どおりに生きようということを、
出来るだけやったらいい。
だから自分という根本にもどる。
本当のものを作ろうと思ったらね、
外をキョロキョロみないで、自分だけ見てなきゃ
無限に創造する領域というのは、自己の生命
だけですよ。』
かなり難解ですが、この言葉をゆっくりと
自分の中に降ろしていくとどうなるかな~
生きるとは、やっぱり覚悟がいることだと
思う自分に、今私は出会っています。