~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

人の心に響くということ

2013-11-28 23:28:42 | 日記
色紙のことを書きましたが、ちょっぴりですが続きがあるのです。

宿の女将さんは、色紙と一緒にマジックを先生に渡されていました。

きっと、芸能人がサインするような、そんなサインを想像して

いたのでしょう。

ところが先生のサインは筆なんです。

筆で丁寧に書かれた色紙を、女将さんに渡した時女将さんの顔が

ちょっと変わった気がしました。

後で「私、大変な事頼んじゃいました」と言われたのです。

私は、その時はっとしました。

「先生は色紙には、サインされません。」と断ってしまったら

それで終わってしまったと思うのですが、初女先生が練習まで

して書かれた色紙は、その練習の場を見ていなくても

大切なことが伝わったということです。

 講演会の後のサインで長蛇の列が出来ても、先生は丁寧に

丁寧に言葉を書かれるのです。

その先生のお姿を見ていて、長いこと並ばれた方がご自分の

番が来た時に、そっと本を仕舞われ握手だけをして帰って

いかれるのを、何度も見ました。

サインされる先生のお姿に、先生の生き方を、動の祈りを

感じられたのだと思います。

どんな小さなことでも、大切にされる初女先生の行動が

心に響いていくのでしょう。

   「出会う一人ひとりを大切にして、

     小さいと思われることも大切にして、

     今、ここにあることだけに一生懸命になる。」
  
              
佐藤 初女

        
コメント
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