~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

イスキアの石

2012-04-27 23:16:21 | 日記
上野の墨人展という書展に、初めて参加しました。

作品を書く時、何という字にしようかと考えるのですが、私は

どうも「石」が好きらしいのです。(今まで気づきませんでしたが)

去年の東江寺での書展にも、「石」を書きました。

今年の「石」は、お日様の陽射しを浴びて温められたような

ぬくぬくと温かい「石」になりました。

そう言えば、初女先生も石が好きな方です。

イスキアへ行くと一番最初に目に入って来るのが、入口にある

25トンもある大きな石です。

なぜ、ここにこんな大きな石があるのか、なんで初女先生は石が

好きなんだろうと思うほどのインパクトのある石が、イスキアを

訪れた人を迎えてくれます。

この石は、イスキアから眺める岩木山の稜線と同じ形をして

いるそうです。

なぜ石かというと、「家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石と

なった」という聖句から(隅の親石は家の土台を支える要石のこと、

「捨てられた石」とはキリストのこと)

「どうぞ、隅の親石となってくれますように」と初女先生が祈りを

込めて置かれたそうです。

先生がイスキアの活動を始めてからしばらくの間は、同じ信仰を

持つ人達の間で受け入れられていないという、大きな苦しみの

中で、捨てられた石のような気持ちで、だから必ず「隅の親石」

となるよう生きたいと思われたそうです。

それが、岩木山の噴火から生まれたイスキアの石なのです。

イスキアの石は、あまりに大きいので先ず子供がよじ登りたく

なります。それを見ていて大人もまたよじ登りたくなるのです。

登った人はあったかいからと、なかなか降りてこない…

私の書いた「石」は、小さなぬくぬく石でした。

いつか、イスキアのぬくぬくとした「隅の親石」を書いて

みたいと思いました。

初女先生という「隅の親石」にどれくらいの人達が乗って

いることでしょう…

コメント
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