~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

繋がるいのち

2010-08-21 23:29:53 | 日記
私の父が好きだった昔の遊びに、子供の顔を指差しながら
「ここは、じいちゃん似んどころ(似ているところ)ここは
ばあちゃんにんどころ ここは父ちゃん似んどころ…」というわらべ歌
とも昔遊びとも言えないものがあります。
父は「昔の人ってすごいよなー。こうやって、小さい子供にいのちが
繋がっていることを、教えていたんだから…」と感心してました。
本当に、どこか一つのでも途切れたら私という人間はいないのですか
ら、沢山のいのちに支えられ、自分が存在してるってことなんですよね。
息子のいのちは途切れたけれど、あの子の思いはちゃんと繋がっています。
13歳で歳を重ねられなくなったけど、18の弟にとっては、やっぱり
お兄ちゃんはお兄ちゃんなんです。
いのちの繋がりは心の繋がりでもあるんですね。
3人になっても、やっぱり私達は4人家族なんです。
今、この国で変な事が起こってます。
亡くなっていたり、所在が分からなくなっているのに、書類の上では、
歳を重ね生きているお年寄りが、全国に沢山存在していたのです。
長寿国日本!はそういう病巣の上に成り立っていたのかもしれない
のです。
紙の上だけで生き続けている人は、何だかその人の生きて来た人生
そのものが、無かったかのように思えて来てしまいます。
何でこんなことが、私達の住んでる国で起こっているのでしょうか。
いのちが、人の心が繋がらなくなってきているのでしょうか。
新聞やテレビが、新しい事件を追いかけて、このことを忘れ去ったと
しても、私達は忘れてはいけないと思いました。
「ここはじいちゃん似んどころ ここはばあちゃん似んどころ…」
この遊びを生みだした、昔の人の思いを受け継いで、いのちを
心を繋いでいかなければ…
コメント (2)
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