いつか、いのちの素晴らしさを伝えたいと、そんな思いから
数年前から語りの稽古をしています。
師匠は、一人語りの第一人者である古屋和子さん。
ずーっと自分が響いた作品を稽古してきましたが、今なぜか自分の
対極にあるような、三島由紀夫の作品に取り組んでいます。
心に伝わる語りを目指すには、いろいろな作品をやってみなければと
三島由紀夫の短編を選んだものの、やっていて苦しくなって
しまいました。
「やっぱり、私には合わないみたい…」と言うと、古屋さんが
「こんなことを聞いたことがあるの、青虫からどうやって蝶に
なると思う?さなぎの時に、一度どろどろになるって…
科学的なことは、分からないけれど変わろうとする時
一度ぐちゃぐちゃになるのも、必要なことじゃない」と…
私は、ぐちゃぐちゃの段階で逃げようとしてました。
今日、すごく集中して読んだら語りの仲間の人に、初めて話が
分かったと言われました。
そうだ、この作品を選んだ時、サスペンスのようだけれど、そこにある
戦争の悲劇に、読んでみたいと思ったのだ…
青虫から蝶になるのは、きっとたやすい事ではないのかもしれない。
でも、逃げないで耐えて頑張って、あんなに、まったく別の生き物
のような蝶になれるんだ!
ぐちゃぐちゃになって苦しむのも、また良し!なんだ。
数年前から語りの稽古をしています。
師匠は、一人語りの第一人者である古屋和子さん。
ずーっと自分が響いた作品を稽古してきましたが、今なぜか自分の
対極にあるような、三島由紀夫の作品に取り組んでいます。
心に伝わる語りを目指すには、いろいろな作品をやってみなければと
三島由紀夫の短編を選んだものの、やっていて苦しくなって
しまいました。
「やっぱり、私には合わないみたい…」と言うと、古屋さんが
「こんなことを聞いたことがあるの、青虫からどうやって蝶に
なると思う?さなぎの時に、一度どろどろになるって…
科学的なことは、分からないけれど変わろうとする時
一度ぐちゃぐちゃになるのも、必要なことじゃない」と…
私は、ぐちゃぐちゃの段階で逃げようとしてました。
今日、すごく集中して読んだら語りの仲間の人に、初めて話が
分かったと言われました。
そうだ、この作品を選んだ時、サスペンスのようだけれど、そこにある
戦争の悲劇に、読んでみたいと思ったのだ…
青虫から蝶になるのは、きっとたやすい事ではないのかもしれない。
でも、逃げないで耐えて頑張って、あんなに、まったく別の生き物
のような蝶になれるんだ!
ぐちゃぐちゃになって苦しむのも、また良し!なんだ。