赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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『父帰る』

2011-08-20 11:27:46 | 映画
『父帰る』

2003年 ロシア
監督    アンドレイ・ズビャギンツェフ
キャスト   
イワン    イワン・ドブロヌラヴォフ
アンドレイ  ウラジーミル・ガーリン
父      コンスタンチン・ラヴロネンコ
 母     ナタリヤ・ヴドヴィナ

イワンとアンドレイは二人兄弟。まだ幼いイワンは仲間の中でも味噌っかすだった。そこへ12年ぶりに父が家に帰ってきた。車に乗り、二人と釣りに出かける。途中から父の用をたす旅行に二人も付いていくことになる。
長い間離れていた父と兄弟はなかなか打ち解けない。父の顔色を見ながらなじんでいこうとする兄。ただ受け入れられずに反抗していく弟。子に対する愛情や人間性を伝えたいがうまくいかず乱暴に叱ってしまう父。
湖の真ん中にある無人島で三人はすごすがすれ違いから 父が死んでしまう。なんとか対岸まで連れてきたものの 父は湖に沈む。
イワンとアンドレイは父と別れ家に戻る。

う~ん。今大人になった今なら父親の気持がよくわかる。でも、三者三様仕方がないキ気持のスレ違いがもどかしい。
ベネチア国際映画祭で金獅子賞をとったとか。
しかも、賞を取る前に、アンドレイ役の少年はこの撮影をした湖でプライベートで溺死してしまったそうな。
それを伏せての受賞。

イワン君の演技がすごい! あの宝箱の中身は・・・何?
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『宮廷画家ゴヤは見た』

2011-08-20 10:59:17 | 映画
『宮廷画家ゴヤは見た』

2006年
アメリカ・スペイン

監督   ミロス・フォアマン
キャスト  ロレンゾ ハビエル・バルデム  
      イネス  ナタリー・ポートマン
      ゴヤ   ステラン・スカルスガルド

スペインの画家ゴヤは、富豪の娘イネスをモデルに絵を描いていた。当時のスペインはカトリックが強く異端者を罰する異端審査が行われていた。イネスは豚肉を嫌っていたという理由でロレンソ神父から異教徒として拷問に送られ、その辛さからユダヤ教徒告白し投獄されてしまう。イネスの家は富豪でゴヤを介してロレンソ神父は教会の修繕費と引き換えにイネスを助け出すことを約束される。ロレンソは直接イネスに会いその美しさに魅かれるが、しかし、グレゴリオ神父は釈放を許さなかった。さらに富豪のたくらみで「自分は猿だ」という証文を書かされ、それをグレゴリオ神父に恥という理由でとらえられそうになるところを ロレンソは命からがらフランスへ逃げる。
その後フランス革命が起こり、ロレンソはすっかり革命に感化され異端審査を行ったグレゴリオ神父に死刑の判決を下し投獄する。そこで精神を病んでいたイネスは15年ぶりに釈放され、ゴヤのところに行き、ロレンソはとの間に娘がいたと言う。ゴヤは娘を探すが、娼婦になっていた。
その後、スペインの情勢が変わり再度グレゴリオ神父が実験を握ったとき、カトリックに戻ると言えば許すといわれたもののロレンソはナポレオン支持を改めず、公衆の面前で絞首刑にされる。その光景を父とは知らず娼婦になったロレンソの娘も見ていた。
最後は気が狂って他人の赤ん坊を抱きながら、運ばれていくロレンソの死体と手を握って歩いていくイネスとその周りを子供たちがわらべ歌を歌いながらスキップをしてく。


ゴヤはわき役。わけのわからんロレンソの生涯、イネスの純粋な美しさが光っていた。
純粋なイネスと娼婦の娘の二役をしたナタリー・ポートマンがすごい。

公開死刑なんて見たくない。
コメント (2)
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