ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

たばこ

2010年03月23日 20時00分00秒 | 日記
今日の「天声人語」に作家マーク・トウィインの「禁煙はわけなく出来ることだ。すでに千回はやってみた」との言が引用されている。

世の中の煙草を吸う人間がすべて禁煙しようとしているか、もしくは試みなければならないと示唆してような気がする。

ぼくのおかあさんは、子どもの時、煙草を吸う父親のあぐらの中で、大江山の酒呑童子の話やら、羅生門のおばばの話やらを聞くのが好きだった。

大人になって、デートして家に帰って、ふと、自分の髪の毛の中に煙草の匂いがこもっているのに、胸がときめいたこともありました。

当時、おかあさんはまだ煙草を吸ってはいません。若い女の子が煙草を吸うのが嫌いだったのです。予定通り(*(!?)*)おかあさんが煙草を始めたのは30歳代後半になってからでした。

いろいろな事情はさておき、なんでこんなに煙草が嫌われるようになったのかが問題なのです。

体質的に煙草の匂いがうけつけられない(おかあさんだって、新幹線の喫煙車両のあの、もうもうぶりには閉口です)

建物や車両の構造が密閉性になったこと。昔の家はすきまだらけだったし、電車も窓を開けて走っていた。

でも、一番の原因は受動喫煙の害というイメージだと思う。

体に悪い、悪いと教え込まれれば、嫌いになるのは当たりまえ。

正義の戦、お国のため、命も惜しまず戦わなくては国民ではない、と教え込まれた、それを思い浮かべてしまうのです。

ぼくはまだ、受動喫煙の被害者だという人を知りません。癌で亡くなった人はいっぱい知ってるけど。。

アメリカ人は単純だから、太っている人、煙草をやめることができない人をセルフコントロールができない*(バツ)*と決めつけます。でも、煙草を吸うすべての人が、やめたいと思っているわけではないことを、ぼくのおかあさんは言いたいわけ。

オバマさんや麻生さんは、やめたいけどやめられないでいるのだろうか*(はてな)*

10年ほど前、おかあさんは手術のため入院して、保健婦さんの面接を受けました。
「日に5本から10本?その程度なら、やめてしまったらいいのに」
「いいえ、それが私の健康のバロメーターなんです」・・・保健婦さん(苦笑)

煙草をやめた人はたくさんいます。それは、それで*(OK)*

昔、勤めしていた会社のOB会、何十年ぶりかで集まったとき、以前喫煙していた人がほとんどそのまま喫煙というのは、おかあさんにとって、驚きでもありうれしいことでもありました。

当時、おかあさんは喫煙組ではありませんでしたので、問われると「ええ、もう20歳を過ぎたから」と。photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド煙草論、えらく熱く語ってしまって、、、ほっと一服、こんなとき煙草がほしくなるそうです。
200年後、煙草は体にいい、ということになるかもしれない、とおかあさんの持論。

もちろん、ぼくは煙草が嫌いです。ぼくのおにいちゃんもおねいちゃんも煙草は吸いません。念のため。



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