ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

何とかしなくっちゃ

2006年02月01日 16時57分00秒 | 日記
『絵はがきにされた少年』という本を読み終えました。

著者は毎日新聞のメキシコ市支局長、ラテンアメリカ特派員。95~2001年まで駐ヨハネスブルグ、アフリカ特派員でした(ぼくは大体、あとがきや著者プロフィールなんかを先に読んだりします)

アフリカ大陸といってもぼくはどこに何ていう国があるのか、南アフリカ以外不確かなものです*(汗)*

でも、その『絵はがきーー』というタイトルで読んでみたいと思い、その想像はあたっていました。

もしかしたら人類発祥の地というほどの長い歴史のアフリカ。そこへ先進国が次々入っていって、うまくだまくらかして搾取を続けてきたというイメージがあります。

部族間抗争や貧困の悲惨な写真を見て、著者の女の友人は「なんとかしなくちゃ…」とため息を漏らしたそうです。

平和な日本にいて、何も出来ないけど、何とかしなくちゃとぼくも思います。

だけど、彼らは自分たちの運命を恨みもしない、ただじっと甘受するだけ。それは外の世界を知らないからだともぼくは勝手に思うのだけれど、外の世界がナニモノなんだ、とも思う。

ジャーナリストのさめた目で語られるアフリカはなんともいえない、どうしようもなさがあるのだけれど、読後はなんともいえなく、ふ~む、と思ったものでした*(コメント)*

ごく普通の農家の女性の言葉「はっきり言って食糧はもらいたくないんです。届いたときは喜び、何日間かは思いっきり食べますけど、なくなったとき、とても空しい気持ちになるんです。私たちはこんなに働いてトウモロコシを作っても、結局、ただでもらったほどのものをつくれない。乏しい収穫を前に、これをどうやって分けて、どうやって食べていこうかと思っているときに、ただの食糧が来ると、もう働く気がしなくなるのです」





最新の画像もっと見る

コメントを投稿