雨上がる

昨日の朝から持病の偏頭痛でおかあさんは身体を縦にする事が出来ませんでした。

今、起きだしてきて、やっぱりパソが気になるのです。
もしや、デートのおさそいでも来てはせぬかと。。
いつもはおかあさんの寝室に入れてもらえないぼくですが、今回、おかあさんが寝込んでいる間、一緒にベッドにいれてもらっていたのです。
おしっこがしたくなったので、くんくん言うと、そっとお庭に出してもらいました。
偏頭痛というのはお日さまの明るさには弱いのです。じっと、暗がりで頭痛と吐き気がさるのを待つしかありません。

ドアの隙間から見る雨上がりの若葉のきれいなこと！
もちろん、おかあさんはコンタクトレンズをいれていませんから、ぼんやりとしか見えませんが、緑が目に飛び込んできました。

数日前にテレビでやっていた時代劇、なんだか聞いたような話だなぁ、と思っていたら山本周五郎の「雨上がる」でした。
おかあさんは山本周五郎が好きで、よく読んでいた時がありました。
かっこつけない”義理や人情”がぼくも好きです。
夫婦とか親子、兄弟とか小さな単位の中でだけでも、心から信じあえるということはどんなにしあわせなことだろう。

ぼくがおしっこからもどってきたので、また、寝てきます。明日くらいには、多分、元気におさんぽできるとおもいます。