ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

受難

2012年10月13日 14時10分12秒 | 日記

昨日の朝、ぼくはとても痛い目にあいました。

いつものように、朝はおとうさんがお散歩に連れてくれました。おとうさんはぼくのうんこを勝手口の方に捨てに行く間、ぼくを玄関のドアの外で待たせています。いつものように玄関のドアに向かってお座りしていると、急にドアが開いて、ぼくの右手はドアの下の隙間に。

急いでお仕事に行こうとしていたおねいちゃんはびっくりしました!

痛かったけど、おねいちゃんに心配させてはいけないと、びっこをひきながらぼくは歩きました。ぼくは目もあまりよく見えていないし、耳はほとんど聞こえていないのでとっさの時の反応が遅くなります。もっとも、この場合は目や耳が良くってもダメだったかもしれませんが。

あわただしく、おとうさんもおねいちゃんもお出かけした後、おかあさんは毛の中で血だらけになったぼくの右手をそっと拭って、マキロンをして、毛布にくるんでいつもの獣医さんちに診てもらいに行きました。

レントゲンも撮ってもらいましたが(犬の手も、ちゃんと5本の指が、まるで人間のと同じように写っていました)少しずれているのは骨折のせいかもしれないけれど、このままで多分、自然に治るでしょう、とのこと。外傷がひどかったので、毛を剃って、小さな小さな手の甲に一針縫い、あとは接着剤で留めてもらいました。グリーンの包帯をしてもらい、口でなめないようにエリマキトカゲのようなのもはめられました。

少しホッとして、午後から少しの時間だけお店にお仕事に行ったおかあさん。今度はこちらが受難でした。

年配のフツーの男性「奥に置いてある〇〇を3つほど見せてー」と、店内をよく見もせずに言いました。(これがまずあやしいと気付けばよかった)お孫さんにでもあげるのかなと思ったおかあさんは奥へ行って品物を選んで、、、

レジのあるカウンターにもどると(そのとき、店番をしていたのはおかあさん一人)、、、お客の姿が見えません。一瞬、不吉な予感、やはり、レジが開いて(いつも閉めとかないとと思いつつ、開いていた)左側の万札と5000円札の場所がからっぽ!

外に出ても、その辺にいるわけはありません。その後、店に帰ってきたおとうさんに言うと、警察に届けたって調書やなんだかだと言って時間がかかるだけだから、と(これまでの経験からいってそうです)通報はしませんでした。

かつて、今から思えば夢のような、レジには今の10倍も20倍もお金があったときにも数度やられているし、少しの期間だったけれどタバコを扱って自販機を置いていた短い間にも何度も泥棒に入られている。でも、すぐ目の前でお金を盗られてしまったのは初めてだな。

おとうさんは「刃物でも持っていて怪我させられなかっただけよかったよ」と。そうね、ものは考えようです。今だったら、どんな人相だか言えるのになぁ、とおかあさんは悔しがっていますが、傷害や殺人でもなければ警察は捜査なんか本気を出してしません。だって、今まで捕まえてくれたことないんだもの。あのオッサンが2度と同じようなことをしなければいいんだけれど。。

昨日、10月12日は仏滅だったらしい。ちなみに今日は大安です。金木犀もようやく咲き出してきました。

紫式部(コシキブの実)がきれいに色づいています。