ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

中秋の名月

2009年10月04日 02時10分00秒 | 日記
お天気が気になっていたのですが、今宵は中秋。ときどき雲が邪魔をしますが、とてもきれいなお月さまでした*(マル)*

ぼくのおかあさんは恋人にでも会いに出かけるように、夕方からいそいそと出かけていきました。

新薬師寺での、名月を愛でながら「尺八とジャズピアノの魅惑のコラボ」*(音符)*

尺八を聴く機会などめったにないので、とても新鮮でした。例によって、ときどき、気持ちよく居眠りしていたおかあさんですが。

しかし、特筆すべきことは、お堂の外からではありますが、蔀を全開したお堂の中の写真撮影を許可してくれていたことです。

ご本尊の薬師如来をはじめ、有名な十二神将、すべて国宝です。

畏れ多くも、国宝・薬師如来とツーショットの写真まで撮ってもらっちゃったのです。
それほど広くはない境内ですが、とてもユニークな絵(あとで聞くところによると奈良在住のオモテさんという画家の絵だそうです)の行灯が並べられ、篝火がぱちぱちと音をたてていました。
photo by momosuke2sei from OCNフォトフレンド
元は奈良の子でありながら、そしてよく行っている奈良であるのに(いつもは車)バスの乗り場がわかりません。
そばにいたおばさんに尋ねると、ちょうど「破石」まで帰れられると。
その方がとても愉快で、バスの中でずっとおしゃべりしていました。と、飛火野の向こう、春日山からお月さんが上ってきたのでした。拍手したい気分。

バスを降りると、今度は「新薬師寺へはどう行くのですか」とたずねられ、その方と、ご一緒することに。よかった、とても一人ではさびしい道なのです。

彼女はぼくのおにいちゃんと同い年のようで、だから親子ほどの年の差なのですが、おかあさんはお構いなく、同年代のようにおしゃべりして楽しかったそうです。

帰りはバスに乗らず、猿沢池での釆女祭に間に合うかと歩いたのですが、方向音痴のおかあさん。また少し行き過ぎ、興福寺まで遠回りしてしまいました。

それからです。お月さんがかなり高く上ってきれいな光景、五重塔といっしょにカメラに収めようとしたのがいけなかった。

おねいちゃんが誕生祝にくれたカメラ入れにしている袋を、どうも、そのとき落としてしまったようなのです*(涙)*

仏さまたち、素敵な音楽、そして気持ちの良い方々との出会い、まではよかったのだけれど。。

そうなの、中秋の名月の日は必ず「仏滅」と決まってるそうなんだって*(びっくり1)*
http://koyomi.vis.ne.jp/mainindex.htm