ももすけの日記

黙祷して平和を願ふ終戦忌
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

東京大空襲

2005年03月10日 23時05分00秒 | 日記
きょうは60年前、東京大空襲があった日だそうです。

ぼくのおかあさんは先日、やはりお風呂の中で、大空襲の被災者たちが書いた絵をもとにしたドキュメンタリー番組を見て泣いていました。

病院の患者を連れて火の中を逃げ惑う看護婦さんの話、重症の患者さんを負ぶって逃げる看護婦はもう死を覚悟していた、と。

赤ん坊を背中に負ぶって火の海の町から川に飛び込み、そうやく大八車に乗せてもらえた。が、一緒にいた主人は川の中でじっとしていた。子どもをぬらさないようにと背中に気をつけていたがいつのまにか気を失い、気がついたときは赤ん坊は冷たくなっていた。
母親が子どもを守らなくてはならいのに、私は子どもに守られてしまいました。。。

その後、名古屋、大阪、神戸。それから広島、長崎の原爆につながっていく。

ヒロシマやナガサキはまだ知られているけれど、私たち日本人でさえ、空襲の話はあまり聞かなくなっていた。

何10万人もの人たちが無差別に殺されていいものか、さぞ無念だったろう、さぞくやしかったろう、さぞ苦しかっただろうと思う。

そしてイラクのことを思う。
「イラクではいつも死は近くにあった。戦争放棄という憲法のある日本はイラクにとって希望なのです」