ももすけの日記

黙祷して平和を願ふ終戦忌
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

お盆

2003年08月14日 13時15分00秒 | 日記
死んだ人はお墓の中で眠っている。
その人たちが生前住んでいた家に帰ってくる来るのがお盆なら、お盆にお墓参りをするのはヘンだと誰かも言ってたっけ。
おかあさんの実家もそういえばお盆のお墓参りはしなかった。子供心にそれは暑いから行かないと思っていた。
その代わり13日だったかな?夕方、迎え火を玄関でたく。お線香の煙に乗ってご先祖さまが帰ってくるのだ。
仏壇には蓮の葉っぱの上に果物や干菓子やお素麺やら盛りだくさんにお供えして。
16日の夕方、送り火を今度は蓮のお箸を燃やして、その煙に乗って帰ってもらうの。そのお供えものを近所の川原に持って行くのだった。
懐かしい風習も今はもうない。
おかあさんのお母さんは自分の婚家の墓ではなくって、実家のお墓に入りたいってもらしていた。ぼくのおかあさんもおんなじことを考えてる。でも、死んだら、どこに入ってもおんなじじゃないかと、ぼくは思うんだけど。
死んでしまったら、お墓の中というより”星”になるような気がするんだ。
かなしいときやさびしいとき、夜空の星を見上げるでしょ。お墓の中は暑かったり寒かったりするけど、お星さまはそんなのを超越してしまうものね。