今日は朝から雨~
で、散歩も行けず、なんだか気分もブルー。
世間は連休だけれど、私の休みは明日の日曜だけ。
天気予報では明日も雨らしい、、。ぶ、ブルーだ。
先日、借りた『よい獣医はどこにいる』って言う本を読んだ。
良い獣医さんと巡り会うため、獣医さんと動物医療のあり方について等の事が書いてあったのだけれど、その中のテーマの一つ、診察料金について。
動物の病院の診察料金って『高い』ってイメージがある。確かに高い。
そして、料金は一定ではなくて、病院によって様々だ。
獣医療が、サービスか、医療かはっきりしない所に問題があるのではないか?
人間のように保険制度が確立していないのも事実。しかし、法律で動物は物。物を扱う商売はサービス業に当たる。動物は人に飼われて人の心の中に入る。これは大切な命。
一方ではもの、一方では命。
動物のおかれている立場によって価値が変わるということになる。
しかし、法律では『もの』
ものを扱う獣医さんは、サービス業になるわだ。
サービス業は基本的に、自由競争、だから、料金設定も自由なのだそうだ。
料金のメヤスがあってもいいのではないかと思うが、これを設定すると言う事は『独占禁止法』に違反するのだそうだ。
公正取引委員会は、消費者の利益を考えるはずなのに、その公正取引委員会は獣医療はサービス業だから、それに励めって事なのでしょうかね。
消費者(飼い主)が自由にどこにかかるかを選べる、消費者の選択にゆだねるという事だそうだ。
消費者の為にある公正取引委員会、なのに、この現状が私達、消費者のためになっているのだろうか?
獣医師免許を発行する農林水産省では獣医師の営利も許されるとし、厚生省では、獣医師は、医療従事者の中には入ってないのだという。
営利としている一方で、『獣医師および、診療施設の業務に関する事は一定の事項を除き、宣伝してはならない』とある。
これでは、私達、飼い主は、診察料金がわからない。
どこどこの病院ではいくら、どこどこではいくらだ。と電話等で尋ねてみるか経験上でなければわからないし、比較して見る事も難しい。
はたしてこの制度が、私達消費者の(飼い主)の立場にたった公正取引委員会の決定なのだろうか?
自由な料金設定の中で、消費者が自由にそこにかかるかを選べる状態が望ましい.消費者が勉強してかしこくなればいいと言う事なのだそうだ。
そういう背景の中で獣医療は成り立っているのだそうだ。
はたしてそうなのだろうか?
私達、消費者が、自分に合う獣医さんをみつけてその病院に行く事は人間のお医者さんだって条件は一緒だと思うのだけれど、、、。
でも人間のお医者さんはサービス業ではないよね。
人間の場合は保険制度があって保険制度があるから、料金の事は明白だ。その上で、自分に合う病院を選択する自由があるのに。
せめて、ワクチンや狂犬病の予防接種、避妊、去勢の手術の料金などはある程度のガイドラインがあっていいのではないかと思うのだけれど、、、。
ある市の獣医師会が公正取引委員会に避妊、去勢の料金に限定して一定になるように相談した事があったそうだ。
しかし、自由診療料金であるものについて獣医師会が料金を統一する事は独占禁止法上問題になると言う事であった。
私達、犬をペットとしてではなく家族の一員と思う馬鹿親にとって病気になった仔はどうしても助けたいと思うのが当然なわけで、その為には高度な医療も必要になってくる。
人間と同等な医療を求める人は昨今、増化していると思う。
でも、法律で犬=物としているからには、その為には医療費は高額になってくる。
獣医療はサービス業、、法律ではそうなのだろう、けれど、命を扱う仕事は社会的な職業であって欲しいと思うのは無理なのだろうか?
ある程度の上限下限の範囲での診療料金の基準というものが出来たらいいのに、、、。と思う。
自由競争の為のサービス料金は、結果的に、儲け主義の獣医さんを産む土壌を作ると思うのだけれど、どうなのだろう?
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