林文子『一生懸命って素敵なこと』

林文子『一生懸命って素敵なこと』草思社、２００６年は、出たときに読んで衝撃を受けた本です。

林文子さんは、今年３月末までダイエーの副会長をしていた方です。

林さんは、高校卒業で東レにＯＬとして入社し、松下電器に転職、そこで旦那さんと出会って結婚。
家に来た車のセールスマンを見て、自分だったらもう少しうまく売れると考えたことから、当時は前例のなかった車のセールスウーマンとしてホンダに押しかけで雇ってもらいます。

それから驚異の売上げで、トップセールス、営業所長となります。
ＢＭＷへの転職、トップセールス、支店長。
フォルクスワーゲンの直営販売会社の社長にスカウトされ、４年後、ＢＭＷ社長となります。
その後、その手腕を請われ、ダイエー再建に協力していらっしゃいました。

こんな経歴の方なので、どんなにバリバリかと思うと、本当に柔らかい方なのです。
徹底した現場主義と、感謝の気持ちがカギと書かれています。

エピソードには事欠きません。一度書店で手に取って見てみてください。
車のクレームに来たお客さんには、この方をどうにかしてさしあげたいと思うと書かれたいます。

今後、林さんがどう動かれるのか、できればブログを作って書いてくださるといいなと思います。