昨日発売の週刊文春(3月31日号)に、「震災緊急対談 池上彰 阿川佐和子」という記事がありました。
池上彰さんは、今回の地震で、日本はデフレを脱却するかもしれないと考えられるのだそうです。
東日本大震災を受け、急遽、通常はそれぞれ週刊文春に連載を持つ池上彰さんと阿川佐和子さんの対談が企画されました。
対談は3月21日に行われました。
阿川さんが「現時点(21日)での話がどこまで有効か、難しいところもありますけど」と言われると、
池上さんは、「大丈夫ですよ。基本の話をきっちり押さえることにすれば、そこは動かないから」と答えられました。
原子力発電所のしくみ(キャンプで水に焼け石を放り込んで、お湯を沸騰させるのと同じ)、原発をこれ以上つくらないのであれば電気依存の暮らしを変える必要があるなどの話がありました。
池上さんは、「大変皮肉なことに、これを機会に、日本がさんざん苦しめられてきたデフレを脱却する可能性もある」とされます。
日本は、これまで供給能力が非常に高いのに、需要が少なかった。だからデフレになっていました。
しかし、今回、これだけの生産設備が壊れてしまい、供給能力が激減してしまった。
一方でこれから莫大な復興工事が始まり、需要が広がります。
そのため、インフレ(デフレの逆)になることが考えられるということです。
「経済規模が縮小するということも含め、日本が1970年代に戻るということでしょうね。
角栄さんが列島改造計画をぶち上げて、どんどん公共事業にお金が注ぎ込まれたでしょう。あれが東北で始まる」
ということです。
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この時期にと思われる方があるかもしれません。
しかし、経済の面では、池上さんがおっしゃることはその通りだろうと思います。
大阪に来てみると、当然のことかもしれませんが、東日本大震災は他の土地で起きたできごとです。
余震もないし、計画停電もない。
金町浄水場での放射性物質検出のニュースの見出しは、大阪では「東京の水道 乳児基準超」(朝日新聞関西版、3月24日朝刊一面)となっていました。
こちらのテレビでは、日本中で水の需要(特に日本産の軟水のペットボトル)が急増したので、「森の水だより」の工場(山梨県)は、24時間のフル操業というニュースを伝えています。
(もちろん、被災者や被災地を支援しようという番組もたくさん放送されています)
このようにして、関西、西日本、北海道などから経済が需要増で盛んになり、次に東京を含む関東、それから東北で経済活動が活発になるのではと思います。
陸前高田では被災者住宅の建設も始まりました。
建設業の需要は、早くもスタートしているようです。
池上彰さんは、今回の地震で、日本はデフレを脱却するかもしれないと考えられるのだそうです。
東日本大震災を受け、急遽、通常はそれぞれ週刊文春に連載を持つ池上彰さんと阿川佐和子さんの対談が企画されました。
対談は3月21日に行われました。
阿川さんが「現時点(21日)での話がどこまで有効か、難しいところもありますけど」と言われると、
池上さんは、「大丈夫ですよ。基本の話をきっちり押さえることにすれば、そこは動かないから」と答えられました。
原子力発電所のしくみ(キャンプで水に焼け石を放り込んで、お湯を沸騰させるのと同じ)、原発をこれ以上つくらないのであれば電気依存の暮らしを変える必要があるなどの話がありました。
池上さんは、「大変皮肉なことに、これを機会に、日本がさんざん苦しめられてきたデフレを脱却する可能性もある」とされます。
日本は、これまで供給能力が非常に高いのに、需要が少なかった。だからデフレになっていました。
しかし、今回、これだけの生産設備が壊れてしまい、供給能力が激減してしまった。
一方でこれから莫大な復興工事が始まり、需要が広がります。
そのため、インフレ(デフレの逆)になることが考えられるということです。
「経済規模が縮小するということも含め、日本が1970年代に戻るということでしょうね。
角栄さんが列島改造計画をぶち上げて、どんどん公共事業にお金が注ぎ込まれたでしょう。あれが東北で始まる」
ということです。
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この時期にと思われる方があるかもしれません。
しかし、経済の面では、池上さんがおっしゃることはその通りだろうと思います。
大阪に来てみると、当然のことかもしれませんが、東日本大震災は他の土地で起きたできごとです。
余震もないし、計画停電もない。
金町浄水場での放射性物質検出のニュースの見出しは、大阪では「東京の水道 乳児基準超」(朝日新聞関西版、3月24日朝刊一面)となっていました。
こちらのテレビでは、日本中で水の需要(特に日本産の軟水のペットボトル)が急増したので、「森の水だより」の工場(山梨県)は、24時間のフル操業というニュースを伝えています。
(もちろん、被災者や被災地を支援しようという番組もたくさん放送されています)
このようにして、関西、西日本、北海道などから経済が需要増で盛んになり、次に東京を含む関東、それから東北で経済活動が活発になるのではと思います。
陸前高田では被災者住宅の建設も始まりました。
建設業の需要は、早くもスタートしているようです。
池上さんの話、ちょっぴりうれしいです。
大震災で株価が暴落しましたが、一貫して上昇しているのが建設株。バブル状態です。
これからまた高度成長が始まる??
不思議な感じがしますが、復興のためには突貫工事も必要ですね。
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建設株は、そんなに好調なのですか。
道路、住宅、建物、港、設備など、これから整えていく場所はたくさんあるでしょうから、そう言われればなるほどです。
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