ある40代女性の生活

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JAL社員: 客室乗務員→山形県朝日町観光協会

2010年02月09日 08時32分46秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「窓 論説委員室から ある日航社員の転身」という記事がありました。

論説委員の方が交代で、興味深く感じた話題を書かれるコーナーです。

JALで客室乗務員だった男性で、JAL再建が問題になる前に、山形県朝日町観光協会に転職していた方があったそうです。

亀井秀介さんは、山形県南陽市の出身です。
東京の大学を卒業後、JALに入社、客室乗務員等として18年間働いてきました。

昨年のいまごろ、山形県朝日町観光協会が観光推進員を初めて募集していることをインターネットで知ります。

亀井さんは、JALの仕事で世界30カ国以上を訪れたことがあります。

なかでも、ドイツやフランスで見た田園風景に惹かれました。
古い街並みを大切に残し、田舎でも人々は生き生きと暮らしていました。

帰省で見る山形県では、農村から若者が出て行き、お年寄りが多く、活気がないように感じました。

「山形の自然と食や農を生かせないか」
「このまま定年を迎えて満足できるだろうか」

40歳の転身を決心し、応募しました。
採用され、4月から働いています。

給料は3分の1に減ってしまいましたが、職場から歩いて5分の町営住宅に住み、自分の時間も増えました。
仕事に追われる感覚がなくなり、自分で考えて動く、気持ちにゆとりもできました。

JAL再建の中核を担う年代になった同期の友人からは、「歯をくいしばって、がんばっている」という声が届きます。

古里再生も似たところがある、ということです。
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年収が3分の1になると聞くと、ご家族にとっても大決心だったのではと想像します。


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