朝日新聞の週末beに、「土曜ナントカ学 うまみがつなぐ昆布文化 消費量日本一だった沖縄県」という記事がありました。
沖縄は、地元で昆布は取れないのですが、長い間、昆布の消費量が日本一だったのだそうです。
昆布が沖縄に紹介されたのは、江戸時代後半のことです。
当時の中国は、ヨウ素を含む食材が乏しく、バセドー病に悩まされていました。
ヨウ素の豊富な昆布は貴重品でした。
薩摩藩は、琉球(沖縄)経由で昆布を中国に輸出し、莫大な利益を上げ、ここで蓄積された資金が明治維新の原動力になったと言われます。
沖縄には、昆布で輸出できない2級品や切れ端が残りました。
どうしたら食べられるかと考えたところから、独自の昆布文化が始まりました。
フードコーディネーターの嘉陽かずみさんは、
「ハレの日にもケの日にも、料理に昆布は欠かせません。内地のように昆布で出汁を取ることはしません。高価な食材ですから、煮るにせよ、いためるにせよ、すべて食べつくします」と説明されます。
豚とたき合わせる場合も、豚に昆布の風味を移し、昆布には豚のうまみを乗せて混然一体にして食べます。
20世紀末までは、1世帯当たり昆布消費量が、圧倒的な全国1位の座を占め続けていました。
沖縄では、沖縄男性の平均寿命が2000年に4位から一気に26位に落ちたことを「26ショック」と言うそうです。
昆布の消費量が減った時期と重なります。
カルシウムや繊維質に富む昆布を中心に、長寿食の見直しも始まったということです。
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沖縄は海に囲まれているのに、昆布が取れないというのは考えていませんでした。
昆布は寒い海で育つのですね。
ヨウ素が不足するとバセドー病になるというのも初めて聞きました。
那覇市の乾物屋さんには、かつお節と並んで、現在も大量の昆布が売られていると、記事に写真が添えられていました。
沖縄は、地元で昆布は取れないのですが、長い間、昆布の消費量が日本一だったのだそうです。
昆布が沖縄に紹介されたのは、江戸時代後半のことです。
当時の中国は、ヨウ素を含む食材が乏しく、バセドー病に悩まされていました。
ヨウ素の豊富な昆布は貴重品でした。
薩摩藩は、琉球(沖縄)経由で昆布を中国に輸出し、莫大な利益を上げ、ここで蓄積された資金が明治維新の原動力になったと言われます。
沖縄には、昆布で輸出できない2級品や切れ端が残りました。
どうしたら食べられるかと考えたところから、独自の昆布文化が始まりました。
フードコーディネーターの嘉陽かずみさんは、
「ハレの日にもケの日にも、料理に昆布は欠かせません。内地のように昆布で出汁を取ることはしません。高価な食材ですから、煮るにせよ、いためるにせよ、すべて食べつくします」と説明されます。
豚とたき合わせる場合も、豚に昆布の風味を移し、昆布には豚のうまみを乗せて混然一体にして食べます。
20世紀末までは、1世帯当たり昆布消費量が、圧倒的な全国1位の座を占め続けていました。
沖縄では、沖縄男性の平均寿命が2000年に4位から一気に26位に落ちたことを「26ショック」と言うそうです。
昆布の消費量が減った時期と重なります。
カルシウムや繊維質に富む昆布を中心に、長寿食の見直しも始まったということです。
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沖縄は海に囲まれているのに、昆布が取れないというのは考えていませんでした。
昆布は寒い海で育つのですね。
ヨウ素が不足するとバセドー病になるというのも初めて聞きました。
那覇市の乾物屋さんには、かつお節と並んで、現在も大量の昆布が売られていると、記事に写真が添えられていました。
食べ尽くすという説明に、なるほどと思いました。