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三ツ矢の伊藤さんと大内さん: ゼロ開発3年

2009年06月08日 06時57分43秒 | 本、雑誌
今週の『R25』(2009年6月4日号、No.239)に、「開発ストーリーに見るおいしさの理由 あの「三ツ矢サイダー」が放つ「オールゼロ」の正体とは!?」という記事がありました。

『R25』は、若いサラリーマン向けのフリーペーパーで、インターネット版もあります。

カロリーゼロのサイダー開発は、構想から8年、開発3年の成果なのだそうです。

三ツ矢サイダーは、2004年から水、香り、製法を天然志向にした結果、2008年度の売上げは、過去最高の3341万箱になりました。

「カロリーゼロ」と、多くのメーカーが盛んに発売を開始したゼロ系炭酸飲料は、2007年からは健康志向もあって販売本数が増加しています。

「三ツ矢」でも初の試作は2001年でした。

しかし、長い伝統(創業1884年、126年の歴史)に恥じない商品を作るのはたやすいことではなく、細々と研究は続けられながらも、なかなか本格的な始動にはつながりませんでした。

2006年春、アサヒ飲料の研究所(研究開発部門)の伊藤正文さん(33歳)は、「三ツ矢サイダーがさらに発展するにはどうしたらいいだろう?」と考えていました。

そこへ、アサヒ飲料マーケティング部の大内亮介さん(33歳)が来て、「ここはやはり、かねてから考えていた「ゼロ」に着手しないか?」と提案します。

大内さんが考えたのは、30代の男性(ゼロ系炭酸飲料のシェアの多くを占める)へのアプローチです。

モニターを集めて嗜好調査を繰り返し行った結果、カロリーと甘さを控えることが必須事項だと分かります。

カロリーをゼロにするためには、カロリーゼロの甘味料に変更する必要がありますが、それだとオリジナルの味から遠ざかってしまいます。

消費者の求める甘さを見つけるために、甘みのレベルを5段階に分けて試作品を作って嗜好調査をし、モニターの声に耳を傾け、何度も試作品を作ることで「ゼロ」の甘みが分かってきました。

社内の先輩が、大内さんにアサヒ飲料が持っている特許(スクラロースとリンゴ酸を併用した製法)を教えてくれ、それがカロリーゼロ甘味料独特の後味を消してくれました。

2008年9月、それまでの試作品1000以上、3度目のプレゼンで、ようやく上層部からのGOサインが出ました。
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試行錯誤で開発される様子に共感を持ちました。

GOサインを出す上層部の方も、社運がかかっているのですから、自分の感覚に責任を持って判断していらっしゃるのだと思いました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
炭酸水と健康 (セイロン)
2009-06-08 22:34:53
最近、三ツ矢サイダーの歴史をつづった本が販売されたので興味があります。

そもそも、ペリエなんかもそうですが、炭酸水は健康飲料(意外と見落とされがちだが…)なんですよね!
(たしか、炭酸水の中の酸素だかが、カラダの新陳代謝を良くしたり、細胞を活性化するとかしないとか?)

私は小学生頃まで、毎朝学校前にサイダー飲んで通ってました。(母に飲めと言われて…)

それと、気になるのは、カロリーゼロ商品ってそこまでする必要あるのでしょうか?(カロリーの意味がわかっていない私ですが…)

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セイロンさんへ (モカ)
2009-06-09 06:50:18
炭酸水は健康飲料なのですか?炭酸の風味は好きです。
飲み物から摂るカロリーは、ダイエットの際は結構重要なのです。
せっかく食事をコントロールしても、飲み物で太ってしまっては残念ですからね。
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