ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

いろいろある新学期ですが、そんな時期ですので(^^;)

2023-04-14 23:53:04 | 思うこと

新入学、新学期の季節ですね。

皆さまのお子様は、どうお過ごしでしょうか?

 

先日、不登校経験のある友達の息子君が、4月から大学生になったと連絡がありました。

知り合ったのは息子くんが小学生の頃。

復学を果たしたものの、その後もそれなりにいろいろあっただけに、報告を受けて嬉しかったです。

頑張ってほしいです!

 

けん太の学生時代を振り返ると・・・

新学期はわりと大丈夫でした。

 

新学期はわりと大丈夫・・・という書き方をしましたが・・・

不安定要素がなかったわけではないんです。

 

けん太は小6の4月、新学期に「行く日」を決めて、7か月の不登校を経て「登校」しました。

当日の朝は緊張感が漂っていました。

 

その数日前に、担任の先生に家庭訪問をしていただき、けん太は何か月振りに先生と対面を果たしました。

登校日の前日には、けん太は放課後、クラスの子がいない時に学校に向かい、自分の下駄箱、席などを確認しています。

新学期になり、席は変わっているはずなので、そういった、わからないことから来る不安というものを最小限にしました。

久しぶりの登校へのハードルをなるべく低い位置に下げてから、当日を迎えました。

 

恐らく、けん太は、登校日よりも、その前の日の方が緊張感がマックスだったと思います。

でも「やっぱり学校に行きたい」という気持ちが勝っていたのでしょう。

なんとか乗り越えました。

学校に行けて、少し緊張から解放され、ほっとした表情をしていました。

 

けん太は不登校になった時、これまで遊んでいた友達を避けて完全に家に引きこもりました。

ひとりだけ心を許し、家に入れましたが、そのうち、その子も来なくなりました。

それから数か月、けん太は友達と一切接することなく過ごしていました。

 

そして、久しぶりに登校できた日。

けん太は、弾むように帰ってきて、玄関にランドセルを放り込み「遊びに行ってくる~」と

元気にまた出て行きました。

 

この時のけん太の表情を忘れることができません。

 

けん太は、やっぱり学校に行きたかったんだ。

そうやってまた友達と遊びたかったんだ。

 

そう確信しました。

学校を諦めなくてよかったと思いました。

 

その翌日からも元気に学校に向かい、放課後も元気に遊ぶ。

水を得た魚のようでした。

これでもう大丈夫・・・そう思えてきていました。

 

が、しかし・・・1週間後の朝、起きてきませんでした

 

「今日、休ませて・・・」

 

なんで???・・・と思いましたよ。

また繰り返すのか・・・と心がザワザワしました。

 

しかし、その日は金曜日。

翌日は休みです。

 

「今日、行ったら明日はお休みだよ」と、背中を押し、学校に向かわせました。

そしていつものように元気に帰ってきて、遊びに行きました(笑)

 

ずっと家にいたのに、ある日、学校に行き、そこから、毎日の登校と放課後の遊びと・・・

気持ちは弾んでいたけど、身体がまだ完全に順応できていなかったのでしょう。

疲れが出てきていたようです。

 

そこで一旦、身体を休めるという判断もあるとは思います。

でも、その日、疲れて帰ってきてバタンキューとはならず、また元気に遊びに行ったわけなので(笑)

結果的に、「行けた」・・・ということです。

 

けん太は、一時休止してしまうことで、動きが鈍くなってしまう可能性もありました。

その判断が難しかったりしますが。

 

この時は、背中を押してあげることで、このくらいの疲れなら行ける!・・・という経験を積むことができたのではないかと思います。

 

 

同じようにちょっと怪しげだったのは、高校生1年生の時。

入学して1週間のことです。

 

最初の1週間は午前授業だったのですが、(通信だったので、ペース作りの時間は緩やかに設定されていました)

飛び石登校で、2日くらい休んだと思います。

 

「休む」とだけ言って、起きないし、多分、寝たふりをしていたと思います。

この時も、やはりザワザワしましたけどね

 

でも、翌週からはちゃんと行けました。

その後は、絶好調の高校生活を送っていました。

 

その後、飛び石の休みというのは、ペース作りの期間だったんだなと思いました。

ずっと昼夜逆転の生活をしていたので、毎朝、起きるのも大変だっただろうし。

身体がそれに慣れるまで少し時間が必要だったんだと思います。

 

 

入学式、始業式を迎え、順調な滑り出しかと思ったら・・・というのはよく聞く話です。

環境の変化あり、不安ありの時期なので、そう簡単ではないですよね。

整骨院でも、今が1年で一番、血流が悪くて、精神面でもダメージを受けやすい時期と言ってたし。

 

我が家では、小学校も高校も、ちょっとヒヤッとする瞬間はあったものの、それだけで終わりました。

それは、けん太に「登校の意思」があったからです。

なかったら最初から動けなかったと思います。

その意思があるのであれば、あとは本人が調整できるはずです。

 

子どもの様子に、親もザワザワしたりもしますが、

そこで親が大きく動揺してネガティブに接してしまったり、子どもが「本当は行きたい」と思っているのに「休んでいいよ」と言ってしまったり・・・

親の心配が、かえっておかしな方向に導いてしまうこともあります。

 

あまり一喜一憂せずに、どんと構えていてほしいです。

 

過去を振り返ると、そんな偉そうに言えない私ですが 

だからこそそう思えます。

 

今、新緑が綺麗ですね。

芽吹く頃、人間の中に沸々と溜まっていたものが開放されるそうです。

淀みが多かった人ほど、ぱぁ~っとね。

 

親御さんも、気持ちを外に向け、新鮮な空気をたくさん吸ってくださいね!

 





 

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