ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

主人の優しい子育ての理由・・・

2016-08-30 23:23:18 | 思うこと
昨日、友達のことを書きましたが、
主人に対しても、なるほどな・・・と思う事があるのです。


ケン太は男なので、やはり子育てをする上で、
同じ男である、父親の対応というのが決め手になってくると思います。

母親は女というだけで、どうしても下に見られがち。
「叱り役」はやはり、父親がいれば父親が担うべきだと思います。

「叱り役」をお願いしたかったのですが、

「封建社会じゃあるまいし」
「友達親子でいいじゃない」

と、拒否されました。

(叱ることが封建的とは違うと思うけどね)


小さい頃から、主人はケン太にとても優しかったです。

私に話かけるのと、ケン太に話しかけるのと声のトーンが違いますから
ケン太に気に入られて、仲良くしたいというのが見え見えでした。

自分が子どもの上位に立つのではなく、同等である友達親子を目指していた。

そんな経緯がありつつも、

ケン太は主人には一目置いていると思います。
一家の主だと思っています。

私はケン太の上にいこうとしていましたが、同等でいいという主人の方が
立場が上でした。

やはりそれは「父親」だからだと思います。

私は、主人の立場を下げない努力をしていましたけどね

しかし、主人は自分が上であることに対し、
「俺が怖いのかな~」と心配するという・・・


なんで??
上に立ちたくない?

ある時、主人の話を聞いて、

なるほど・・・と思ったのです。



主人は男3人兄弟の末っ子です。

長男は兄弟の中で一番、頭がよかったそうです。
東大を目指せるのでは?と期待もされていたようです。

しかし、高校1年生の冬、突然、退学してしまう。

理由は「スキー板を買ってくれなかったから」

父親が「持っているのだからそれでいいだろ!」と突っぱねたそうです。

それで親に言わずに高校を辞めてしまった。

当初は長男の「我儘」だと思われていたようです。


しかし、後でわかったことには・・・

スキー教室を控え、
友達が有名ブランドのスキー板を持っていることを自慢し、
「何、持っている?」と聞いてきたので、自分も持っていると嘘をついてしまった。

それを父親に買ってもらおうとしたけど、買ってもらえなかった。
友達にバカにされると思い、学校へ行けなくなってしまった。

その友達から日頃、「いじめ」「からかい」のようなものを受けていたらしいです。

学校を辞めて、しばらく家に引きこもってしまったそうな。
1~2年くらいはいたんじゃないかと・・・

その後、パチプロになったり、
土建会社でアルバイトしたり・・・

かと思ったら、また家にいたり・・・

不安定な日々を送っていたそうです。

ある時、車を運転中、ガードレールに激突して
瀕死の重傷を負いました。

幸いにも命は助かりましたが、

義母も主人も、自ら命を絶とうとしたのではないか・・・と。

真相は定かではありませんが・・・



主人の中に義兄のこのことがあるのだと思います。

「ダメだ!」と突っぱねることが「怖い」のかも。

父親があの時、スキー板を欲しい理由を聞いていて、買っていたら・・・という思い。
大学に入り、違った人生を送っていたのではないか・・・という思い。

主人はケン太が欲しいと言ってきたら、理由を言わせて、
だいたいは買ってあげていますからね。


主人の子育ては、義兄の影響を大きく受けているように思います。




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