「俺、進級だって」って・・・

ケン太が「俺、進級だって」と言いに来た。

私はすでに先生に確認しているんだけど、
そのことはまだケン太には伝えていなかった。

だって、本来ならケン太が自分で確認すべきことだから。

自分で確認しなくても親が聞いてくれるなら、
こんな楽なことはないものね。

聞かなくてもいいか・・・になりかねない

どうして進級のこと知ったのか聞いたら、
先生にメールしたらしい。

メルアドは知らないけど、携帯番号は知っているから
ショートメールを送ったそうな。

「進級だよ。成績表、後で渡すね～」と

友達ちっくなお返事がきたそうな。

毎日のように友達と遊んで、楽しく過ごして・・・

とっくに、進級確定だろうと思っているのかと思ったら、
内心は心配だったんだね。

「だって、進級できなかったら、始業式に行けないじゃない」

それもそうだ。

私の方から伝えなくてよかった。
自分で先生に確認する機会を私が奪わなくてよかったよ

「追試ダメだったら連絡がくるだろうし、欠席補講の課題は出したし
大丈夫だろうとは思ってたんだけどさ。
でも、追試、ちょっと心配だったんだよね。授業にでていれば
絶対わかるような問題なのにさ。これから休まないようにするわ」

こんな前向きな言葉も聞けました。

もうすぐ高校２年生。

頑張ってほしいね




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