もう何年も前から耳にタコができるほど、念仏のように唱えていた言葉に、全く新しい息吹が
入ってきている。新しい世界が垣間みえる。
どうやら自分の思いや考えのなかには、真実はないらしい。。
もう何年も前から耳にタコができるほど、念仏のように唱えていた言葉に、全く新しい息吹が
入ってきている。新しい世界が垣間みえる。
どうやら自分の思いや考えのなかには、真実はないらしい。。
昨夜、娘とぼくだけ話す時間をもった。
妻はいらだっていた。たまには、娘とそんな時間がほしかった。
妻は荒っぽかった。
そのうち娘は自宅にもどった。
妻のことは、翌日までほっておいた。
きょう、2回目の散歩のとき、ぼくのきもちをつたえた。
妻はさらにつっこんで聴いてくる。
ああ、それが好きじゃない。
具体的なことが分からなくても。娘へのきもちを二人で保ちたかった。
妻は、すこし落ちついた。
散歩は外でできた。
ぼくは、そのとき、口のなかで、寅次郎の「男はつらい」を
口ずさむ。
覚えてしまった。
「こんな兄貴がいるからお嫁にいけぬ。
わかっちゃいるけど妹よ。い
いつかお前の喜ぶような偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐もなく、きょうも涙の暮れる。
ドブに落ちても根のあるやつは、何時か蓮の花と咲く。
意地ははっても心のなかじゃあ。泣いているんだにいさんは。
男が目方で売れるなら、こんな苦労もさせまいに
させまいいに。
男と言うものつらいもの、顔で笑って、腹で泣く。
これを一曲歌うと。約50メートル歩ける。
以前、金治さんがじぶんの病態が悪化したとき、あたらしい世界に出会う、
とはなした。ぼくは、正直そんな心境になれない。
毎日、いろいろな身体の現われがある。
そのたび、それから逃げたいという気持ちがでる。おきていることを
うけとめながら、ようやく日日を過ごしている。
実際をそのまま受け止めるのは容易でない、容易でない。
ここまで書いてすこしらくになった。
南北朝鮮の戦争状態が終結するのをねがう。
相手がはばってくるから、ほんとはやりたくないが、守る生き方にしている。
今回のこと契機に、そういう考え方が一掃される端緒にしてほしい。
ベットのうえで、ねがっている。
スマホで落語を聴く。
もう分かっていると思っていたものが、とんだオチに
展開するときがある。
おもっしろいなあと、思いながらしばし眠りにおちたりする。
それでも、眠れないときは、夏目漱石の「草枕」を読む。1ページも
いかないうちに目が痛くてああいていられず、しばし眠りに落ちる。
気がつくと。夜明けである。