かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

進級

2013-04-09 03:43:10 | アズワンコミュニテイ暮らし

 子どもは春休みがあって、入学式、進級がある。

 妻は4月6日、サイエンズスクールの内観コース1週間を終えて、

わが家に帰ってきた。

 娘桃子は、4月7日の午後からサイエンズスクールの「自分を

知るためのコース」に参加した。孫二人は、自ずからわがジジ・ババの

家で暮らすことになった、

 

 上の孫娘風友(ふゆ)は、6年生に、下の男の子晴空(はるく)は

2年生に進級。

 4月8日は、始業式。

 前夜、6畳の部屋で二人の孫を挟んで、4本の川で寝る。

 童心になってるじぶんがおもしろい。わくわくと、目をつぶる。

 

 風友は「6時に起こして」と言っていた。

 翌朝、7時ごろまで布団のなかでトロトロしていた。

 晴空はもちろん起きない。

 

 結局、おばあちゃんにお尻を押されて、7時25分、集団登校の

出発場所まで駆け足でいくことになった。

 風友は、大人の人と、子どもの人数を数えて、2、3回かぞえ

なおして、やっと出発。ぞろぞろと、風友のうしろを列をつくって

歩き始めた。風友、微笑みながらも、ちょっぴり緊張?

 


 式は午前中で終わった。

 風友は、わが家で昼ごはん。晴空は、学童保育で夕方まで。

 風友に友だちから電話。また学校へ行くという。6年生は、なにか

学校の用事をするという。

 夕方、風友が部屋に飛び込んできた。

 鈴鹿カルチャーステーション”てっらこや”の学習塾を忘れてた

らしい。なかなか、おいそがしい。


 晩ごはんのあとは、明日の学校の準備と見たいテレビ「SMAP

SMAP」、お風呂が二人に、重なった。

 妻は、晴空に健康状態を聞いて、学校からのアンケートに記入

している。風友は、じぶんの古い教科書を晴空に引き渡すのに

名前書き。

 「おじいちゃん、字を消すペンがほしい!」

 風友が書いている机の周辺は、ランドセルから着替えの服やら、

なにやかやと、置かれている。風友にとっては、乱雑なの

かどうか。

 

 風呂が湧いた。

 「晴空、入ろうぜ」と誘う。テレビから離れない。

 「じゃあ、先に入っているぞ」

 (「入らなかったら、入らんでいい」と強い気持ちがでてきたと

感じる。入るか、入らんかは、晴空次第。でも、じぶんの気持ち、

「入ってほしいなあ」じゃないのかなあ、と湯船に浸かっていた)

 しばらくしたら、更衣室がゴソゴソして、晴空が入ってきた。

 今回は「じじの背中、擦ってくれ」と言ってみた。すんなり、

擦ってくれた。

 「もっと、強く!」と言った。じっさいは、ほんわりした感触だった。

 

 晴空は、学校からの連絡プリントに書いてあるものが、じぶんの部屋に

あるので取りに行きたいという。

 晴空のアパートは、30メートルほど離れている。

 「じゃあ、いっしょに行こう」

 

 「行こうぜ」というが、テレビから離れない。

 風友は布団に寝転びながら、見ている。

 妻「寝転びながら、見ないよ」

 風友「だって、おじいちゃん、いつもこうしてるもん」

 

 晴空がやっと玄関に来る。サッカーボールがあった。

 「ボール蹴りながら、いってもいい?」

 すごいなあ、とおもう。晴空は、じっさいプリントにあるもの

用意で頭がいっぱいそうに見えた。

 歩いて移動するときは、「そのとき」にすぐ転換できる?

 

 学校の書類は面倒だ、アンケートに印鑑を押すとなっている。

 「印鑑なんか、いるのかなあ」と娘の部屋で探し物。

 晴空は、算数のセット、名前書きペン、運動服とか言いながら

じぶんで明日もっていくものを集めていた。

 

 わが家にもどり、おばあちゃんとチェック・・・

 床には晴空が歩きながら脱ぎ捨てていったように、ランドセルや

服がその方向に落ちている。

 なにやかや、とやっと整理が着いた。

 「SMAPSMAP]は続いている。もう、9時30分。

 

 「もう、眠い。じいちゃん寝るわ」と先に布団に入る。

 そしたら、風友、遅れて晴空が布団に入ってきた。

 一眠りして、目が覚めた。12時。

 妻が居ない。トイレも兼ねて、様子を見に行く。

 妻は、倉庫兼書斎にミシンを持ち込み、晴空のズボンの

つぎあてをしていた。

 「ここまで、擦り切れたらもういいとおもうんだけど・・・

外側から継ぐのがいいのか、内側からがいいのか・・」と

膝のところの裂け目を見せてくれた。

 「晴空に聞いてやったほうがよくないか?」

 

 娘桃子が子どもたちを妻に託して、1週間サイエンズスクールの

セミナーに行く前、「ゆっくりしてらっしゃい」と妻は娘に声をかけた。

それを聞いて娘は、「うれしかった」という。

 サイエンズスクール研修所まだ送ってくれた人から聞いた。


 子どもは春休みという、学校生活の流れから離れて、新しい

気持ちで、新学期をはじめる。

 大人になると、こういう節になる機会がなくなってくる。

 妻は、内観コースで、日常から離れて、こころゆくまでじぶんと

向き合えたという。うぐいすの鳴き声もよく聞こえたと・・・

 娘にも、そういう味わいを・・・なにか、自ずからの情があったのか。


 それにしても、孫たちとの1週間はどうなることやら・・・