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時代の変化を象徴する1つだった、ホンダ・CBR250RR-最終モデル(番外編vol.3281)

2022-06-13 10:17:47 | 日記

世間や時代のニーズに合わせて、1980年代の中期頃からオートバイも「劇的に進化」を遂げ、その中でも1990年代の前半まで続く事となった、この手の4スト250cc4気筒スポーツ「レーサーレプリカ」も、

多分、1994年を境に、その後に全く進化しなくなったモデルがであったり、生産中止が決定したモデルであったり、オートバイの流行りが「別の方向」に向かう影響から「衰退の一途」を辿ることとなります。

そんな時代の中にあって、最後の4スト4気筒250cc「レーサーレプリカ」である1台が、このホンダ「CBR250RR(MC22型)」の最終モデルだったりします。(笑)

そもそも、この「CBR250RR(MC22型)」自体は、1990年より登場していたのですが、この最終モデルは1994年式で最後のマイナーチェンジ受けたモデルになります。

また、残念ながらこの年をもって「CBR250RR」自体が廃盤化されてしまいますから、いわゆる次の「次世代モデル」は、現行型でもある現在(2017年〜)の「CBR250RR(MC51型)」を待つ事となります。

で、なぜこの時期に、この様な事態になってしまったのか? その要因は、まず先に述べた通り「流行りの変化」と、もう1つに「高性能への限界」があったからじゃないかってボク的には勝手に思っています。(笑)

まず流行りに関しては1989年に登場したカワサキ「ゼファー400」より始まった「ネオクラッシック」ネイキッドの大流行であったり、その250ccモデルに関しても同一モデルが登場する様になった事、

そして、新車で言う車両価格が250ccクラスであれば、当時50万円〜60万円台までと言う「価格イメージ」を保つことが不可能になってきた事が挙げられます。

さらに付け加えれば、当時のテクノロジー(開発技術)だと、もうこれ以上「レーサーレプリカ」に与える性能に関して、既に「限界に達していた」と言う事も十分に考えられます。

また個人的な見解になりますが、特にこの「4スト250ccモデル」に関してはそうで、排気量から来る限界であったり、性能面での進化に関しての限界であったり、フォルムも含めやり切った感があった気がします。

逆に言えば、この「CBR250RR(MC22型)」の最終モデルは非常に完成度が高く、250ccクラスとして性能面を含め全てに対して文句のつけような無いマシンだったと言う事です。(笑)

で、ここで「CBR250RR(MC22型)」の最終モデルの詳細なスペックを見てみますと、まずエンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が249cc、

最高出力は規制後なので40ps、最大トルクは2.4kgとなっていました。

また、フレームはオールアルミ製のバックボーン式で、フロントブレーキは大軽のダブルディスクが採用され、リアのスイングアームも「NSR250R(MC21型)」と同一のアルミ製ガルアームが装備されてたり、

さらに車体バランスとして「マスの中心化」が徹底してなされており、250ccクラスとしては太めのラジアルタイヤが吐かれてもいました。

また、ホンダ「HRC」より、レース専用のSP仕様「レーシングキット」も市販で販売されてて、これを購入しカスタムすれば最高出力が10ps近くアップ出来るとされていました。

ちょうど同時期(1994年)に、2スト250cc「レーサーレプリカ」であるホンダ「NSR250R」も最終の「MC28型」にマイナーチェンジされ、同じ様に開発の限界点まで到達してた感があったのですが、

こちらに関しては1999年まで生産だけは続きました。あ!そうそう忘れるところでしたが、兄貴分にあたる「CBR400RR(NC29型)」に関しても同じく1999年までの生産となっていましたね。(笑)

結局、どのモデルを見てもこの「1994年が大きな分岐点」になってた事は間違いなく、それ以降の進化が廃盤化されるまで全くありませんでした。

で、最後に「CBR250RR(MC22型)」の中古市場を見てみますと、大体安いもので40万円あたりから、高いものなると100万円前後で取引されています。

やはり高額化してる傾向ですが、今後もっと高騰する可能性がありそうです。さて新車で現行型の250ccを狙うか、この時代の4気筒エンジンを狙うか、貴方ならどちらを選択したいでしょう!(笑)






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