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オートバイの原点、イギリス。(番外編vol.927)

2016-06-10 08:37:09 | 日記

19世紀の英国に起こった産業革命の時代にオートバイは発明されます。

おおよそ、1880年代にさかのぼることになります。

最初に登場したバイクは自転車にエンジンを搭載した「モペット」というもので、

排気量は30ccぐらい、最高出力も1psと草刈機のようなエンジンです。

本格的なバイクに発展するのはそれから10年ぐらい経ってで、

英国車を代表する「トライアンフ」や「ノートン」など数多くのメーカーから発売されます。

20世紀に入ると熾烈なメーカー争いが起こり、

各社、生き残りをかけて奮闘するのですが、何十社とあったバイクメーカーも、

数社に限定されることになります。

第一次世界大戦、第二次世界大戦と暗黒の時代を経て、

1950年代に世界的なバイクメーカーへと発展する英国車が登場。

「トライアンフ」や「ノートン」についで「AJS」や「ロイヤルエンフィールド」、

「アリエル」、「ダグラス」、「バーミンガム・スモール・アームズ(BSA)」などがそうです。

これらの全盛期は60年代。

「ロッカーズ」というカフェレーサーを主体とした一大ムーブメントが起こり、

一斉を風靡することになるんですよね。

70年代に入ると海外の高性能なバイクを開発するメーカーに押されてしまい、

英国メーカー自体が、海外企業に吸収されていきます。

特に70年代後半になると日本の4大メーカーが頭角を表すようになり消滅状態に陥ります。

で、80年代には日本車にそのシェアーを完全に奪われることになってしまいます。

現在では、海外企業の傘下でネーミングが残され、

高級車としての地位を確立するのですが、販売で成功してるのは「トライアンフ」ぐらいです。

100年以上前からオートバイを作ってきたイギリスですが、

劣勢の状況は今もなお続いているのが現状です。

ただ、オートバイという乗り物を始めて作った国であり、

その後のモータースポーツも牽引してきたイギリスは、

伝説というカタチで語り継がれています。

バイクの起源がそこにはあるからなんですよね!(笑)






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