Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

これが正常な末路…、ホンダ・CB400F(NC47)。(番外編vol.3448)

2022-12-08 00:14:39 | 日記

2008年から始まった「新しい排気ガス規制」によりそれまであった多くの人気車両が、その基準をクリアする事が出来ず、惜しまれつつも「廃盤化への道」を進む状況の中、

新たなモデルとして登場したのが、それまでとは違うコンセプトで生まれた、カワサキ「ニンジャ250R」であり「4スト2気筒エンジン」からなるスポーツモデルだった訳です。

このモデルは250ccだった事もあり、新車価格も非常に安く、製造コストも維持費も非常に抑えられていた事から「大成功」を納める事となり、その後の250ccスポーツのジャンルを

しっかり構築していく事となっていきます。もちろん、そうなると250ccだけでなく、400ccモデルに関しても当時すっかりラインアップから車両が消え去ってしまってましたから、

新しいモデルを送り出す必要があり、そんな中で、まず登場したのがホンダだと「CBR400R(NC47)」だったりするのですが、その後の2013年にはそのネイキッドモデルとして

今日ご紹介するこの「CB400F(NC47)」が派生モデルとして追加販売される事となっていきます。もちろんコンセプトは「ニンジャ250R」同様にコストパフォーマンスに

優れた「4スト2気筒エンジン」を搭載してるところで、更に姉妹車となる「CBR400R(NC47)」やデュアルバーパス(アドベンチャー)ツアラーの「CBR400X(NC47)」などと

部品共有する事で、より安価に製造する事が出来るモデルとして登場します。結局は250ccスポーツでこの考え方が世間に受け入れられていた為、400ccモデルも過去の様な高級で

贅沢なものを高額で売るより「安価で気軽に乗れるモデルが売れる」と判断したからと考えられるのですが、実際のところ世間的に大型バイクの需要が高まっていた事や、

中型バイクだと「車検の無い250ccまで」と考えるユーザーが多かった事で、ホンダの思惑とは裏腹に全然売れませんでした(笑)。唯一、排気ガス規制をクリアさせて売ってる

普遍の人気を持つ「CB400SF/BD」が100万円近い価格でもコンスタントに売れてた事を考えると、400ccと言う中型でありながら車検がある排気量は、250ccと同じ考え方では

売れないって事が実証されたカタチとなってしまったんですね。と言うか…、もう400ccモデル自体が「どう頑張ってみても売れない」って、そんな時代に差し掛かっていたからかも

知れません(笑)。なので、この「CB400F(NC47)」に限らず400ccモデル自体が売れない状況もあって、結果的には同年の2013年をもって、早々と廃盤化されてしまいます。

ただ姉妹車であるフルカウル仕様の「CBR400R(NC47)」と、先ほどお伝えした「CBR400X(NC47)」は継続して売られていく事となります。で、結果的に残念賞に輝いた

この「CB400F(NC47)の詳細なスペックを見ていきますと、まずエンジンは先に登場した「CBR400R(NC47)」で新たに開発された、水冷式4スト並列2気筒DOHC4バルブで、

正式な排気量が399cc、最高出力は46psで、最大トルクが3.8kg、車重は乾燥重量で192kgで、ガソリンタンク容量が15リットル、市街地での平均燃費が大体20kmとなっています。

またフレームはスチール製のダイヤモンド式(吊り下げ式)で、ホイールサイズが前後とも17インチとなっており、後半にはABS機能を搭載したモデルも追加されています。で、見た目は

いわゆる流行りのストリートファイターの様な感じで、一見カッコいいのですが、何処となく過去(〜1990年代)の400ccモデルと比べチープな感じが伝わって来るものでもありました。

なんせ昔のレーサーレプリカだと、贅沢なアルミフレームにダブルディスク、強固なスイングアームに倒立フォーク、しかも高性能な4気筒エンジンが搭載されており10ps以上もパワーが

高かったですからね、もう全然比較になりません。まぁ、どうしてもその時代を知るライダーからすると、この「CB400F(NC47)」がチープに見えるのも仕方ない部分がありますよね。

特にネイキッドスポーツなので、細部のパーツが全てが丸見えです(笑)。とは言え、時代に逆らわない正当なオートバイではありました、しかし世間には受け入れられませんでした…。

で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので35万円あたりから、高いもので45万円前後で取引されている様です。まだ新しいですし、中古でも新車の様な状態のものが

たくさん残っていますが、未だに微妙な立ち位置である状況の様です。さて、今日はそんな新提案から始まった「CB400F(NC47)」ですが、いかがだったでしょう!(笑)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2000年を超えてからの400cc4... | トップ | 多分、中古で最も高額なカワ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事