Good Frlend!(motovlog)

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吠える2スト、ホンダNSR250R。(番外編vol.1068)

2017-02-20 08:26:37 | 日記

排気ガス規制が厳しくなり既に15年以上前に消滅してしまった2ストロークのバイクたちですが、

現在、中古市場では多くの2ストが高額な価格で取引されるようになってきています。

中でもホンダ「NSR250R」は別格で、形式「MC21」以降に関しては100万円以上するものもあります。

ホンダ「NSR250R」の登場は1986年「MC16」で、2スト初のV型エンジンを搭載していました。

初期モデルはレーサーとロードバイクの間の子のような仕様でしたが、

1988年に登場した2代目「MC18」は限りなくレーサー仕様となり、

他を圧倒するものへと進化していきます。

特に最上級モデルの「SP」に関しては市販レーサー「RS250」に保安部品を付けたような仕様で、

当時の「峠族」を驚かしたものです。(笑)

さらに、よく年に登場した「MC19」はエンジンを電子制御するコンピューターが「PGM-II」を搭載、

あまりに過激な仕様だった「MC18」を若干マイルドにした仕上がりに変更されます。

そして最終に続くモデルとして1990年に登場した「MC21」は、

外観が一新されリアに「ガルアーム」が採用されます。

この「MC21」は「NSR250R」シリーズの中でも一番売れたモデルで、大きく3つの仕様に分かれます。

スタンダードモデル「STD」に、乾式クラッチが着いた「SE」、マグネシウムホイールが搭載された「SP」です。

1993年には最終モデル「MC28」が登場。

変更点としてはPGMメモリーカードが組み込まれたカードキーに、

片持ち式リンク式スイングアーム「プロアーム」が採用され高級志向へと発展します。

この頃になるとバイク業界の動向も大きく変化し始め、

80年代から始まった第二次バイクブームは過ぎ去り、さらに峠を攻める若い世代はいなくなり、

オートバイの氷河期へと突入していくことになります。

それに伴いレーサーレプリカだった「NSR250R」も全く売れないバイクになってしまいます。

4代目「MC28」となり大きな変更がなされないまま1999年まで生産されていましたが、

結局、排気ガス規制をクリア出来ず、ついにここで生産終了となってしまいます。

ここからしばらくは中古市場でも安い価格で売られてて、

ボクが購入した2001年は93年モデルの「SP」ですら25万円程度でした。(笑)

それが今では当時の新車価格を凌ぐ勢いで高額化していき、

以前ボクが乗ってたモデルだと程度がよければ100万円近くなり、

すっかり手が届かないところへと向かっています。(笑)

大型バイクが主流となってる現在のバイクブームにあって、

この「NSR250R」に乗ることは異端児のようにも見られがちですが、

ボクはあえて2ストを選んで、最良の状態を維持しながら乗ることは素晴らしいと思っています。

とにかく中排気量にあって速さは格別ですし、今の新車にはない、

スタイルが、自分の若き頃を思い出させてくれる一品だと思うからです。(笑)












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