1980年代から1990年代にかけてあったミニスポーツバイクは当時の若い世代に大絶賛されるほど、ウケており専用のレースもあるほどでした。特に
ホンダ「NSR50」やヤマハ「TZM50」は人気があり、早く走る為の専用のカスタムキットも販売されていましたからね。しかしこれらは当時の2スト・
レーサーレプリカから派生したモデルであり、あくまで当時流行った「峠小僧」の為？にメーカーが用意したモデルでもありました（笑）。とにかく
原付免許で乗れましたしね。ただどうでしょう、現在にあって4ストからなるこの手のモデルってもし新車で登場したら「需要ってあるんでしょうか？」
もちろん50ccだと非力ですからエンジンは4スト125cc、スタイルは現在のスーパースポーツ（SS）をそのままスケールダウンさせた感じで、ホンダ
だと「CBR125RR」とか、ヤマハだと「YZF-R125-R」だとか、スズキだと「GSX-R125-R」って感じですかね、またカワサキだと「ZX-125RR」っ
て感じでしょうか（笑）。とにかくポイントは「ホイールが12インチ」である事、そしてスケールはコンパクトでそれでいてサーキットでも十分に速度
を楽しむ事が出来るモデルである事です。この手の「12インチホイール」を採用したマシンのメリットは、短いホイルベースだからこそ出来る高いコーナー
リングワークと、低い目線からくる実際の速度以上のスピード感を体感出来るところです。また現在の状況を見てみますと、ホンダから「グロム」と
カワサキからの「Z125 PRO」が存在していますが、それなりの走りも考慮はされていますが、あくまでシティーバイク的なコンセプトで作られており、
逆にショートツーリングに使って下さいって感じのものになっています。この手のモデルをカリカリにカスタムすればもちろん昔の「NSR50」の様な走り
を快感することが出来ますが、大金を叩いてそこまでするライダーはごく少数です。やはり最初からそう言ったコンセプトのオートバイが無いと普及に
関しては難しい気がします。さて、どうでしょう！125ccで12インチのホイールを履いたミニスーパースポーツ（M-SS）ってあれば1つのジャンルとして
人気を博することが出来るんでしょうか？それとも昔と違い若い世代に走りを追求するライダーは少ない事から、一定以上の大人には多少目を向けられても、
それだけで終わってしまうんでしょうか？ボクの個人的な意見だと「有ればいいなぁ」って感じです（笑）。実際、自分が購入してミニサーキットに持ち
込んで遊ぶかどうか？はわかりませんが、そう言った楽しみ方が出来る事は世間的に良いんじゃないかって思うんですよね。近い将来最小排気量が125ccに
なり、4ストからなるコンパクトバイクがそこへ集中する事は決まっていますから、125ccからなるフルサイズモデルやスクーターだけでなく本格的な走り
が楽しめる「12インチモデル」を登場させてもっと広い範囲で気軽に「走りを楽しめるスポーツモデル」が登場しても良いんじゃないかってボク的には思う
んですよね！（笑）
