たまたまある記事を見たのですが、クルマやオートバイに価値がある場合、それを上手く利用して「資産運用」もしくは「投資」に使うって
内容を見ました。確かに古いバイクで人気のモデルだと信じられない価格が付いていますが、その記事では「この状況はまだしばらく続く」と
仮定されており、仮に今から500万円出してあるオートバイを購入しても2〜3年でさらに「価格は高騰」し上手くすれば数百万円単位でお金
を増やせれるってお話の様でした。ただ、これはオートバイ好きが行う意外に投資を目的とした趣味とは違う観点から先にも言った資産運用
として所有するって人もいるとの事です。もちろんクルマや高級腕時計、はたまた海外の有名ブランドなどもそれに該当する様で、モノの価値
に投資して「資産を増やす目的」に使われてるって事なのですが、さてさて、これってどうでしょうね（笑）。オートバイ好きからするとこの
行為によって無駄にオートバイの価値が上がってしまうと「いい迷惑」ってことになりませんか（笑）。さらにその記事で書かれてたのですが、
99％の人がそれを欲しがらなくても「1％の人」が欲しがればその価値は継続して維持され、さらに高額化するとなっていました。まぁ、ボク
の様なボンビーには無縁の話になりますが、仮にホンダの「CBR400F」が欲しいと思っても、この様な人たちがいる限り値段はどんどん跳ね
上がり、気がつくと150万円〜200万円なんて価格帯になって、現実的には買えなくなってしまいます。実際、ホンダ「CBX400F」が一番良い
例で、状態にもよりますが、中には現状で600万円から800万円なんて値段が付いてる車両も中古店で売られています。これがただの一部の車両
でだけならほって置いても構わないのですが、ほぼ「全ての旧車に該当する」となると話は変わって来ますよね（笑）。とにかく古ければどんな
不人気車であっても価値が上がり、とても買えない価格となってしまうと、一般人からすると「どうしようも無くなる」状況に陥る可能性が
出てしまいます。球数にもよりますが、仮に、現在30万円から60万円あたりで取引されてる、ヤマハ「SR400」のほぼ全てが100万円以上する
事態になってしまったらどうでしょう。他人事じゃ無くなってしまいますよね。でも現実にそうなる可能性もあるって事です。とにかく現在の
状況はモノに価値を付ける傾向らしく、オートバイも例外ではなく「投資の一部」として見られてる方向の様です。新しいモノ好きで新車しか
買わないって人なら良いけど、そうじゃない人はどんどん高騰する中古を狙わざる得ない事態になってしまいます。もしかすると「中古は高くて
当たり前」って概念に考えが置き換わり、実際にそれだけの予算を使って買う意味を持たない車両に高額なお金を使う羽目になってしまうって、
ちょっと怖いですよね（笑）。いわゆる投資家とされる人たちにオートバイの相場価値をやたらに上げられると「そうなっちゃいますよ！」って
事です。そうでなくとも、今の状況を見ても新車時より価格が上がってる車両って多くなっていますよね。それをどう受け止めるかは人それぞれの
思いによりけりですが、ボクは何処かでこの状況にストップをかけたいって思いを持っちゃいますけどね！（笑）
