大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

このブログの継続について

2013-06-23 06:43:57 | インポート
あらためてお断りすることもないのかもしれませんが、このブログについては、今まで通り継続するようにいたします。

内容的には、日調連の副会長としての会務のなかで得た情報を含めて、よりグレードアップできるように努めるようにします。

・・・が、もちろん、まずは「守秘義務」ということがあります。この「守秘義務」について、これまでの理解では「秘密」だけに限らずに、諸情報一般に流れてしまっていたような気がします。「秘密」について公開できないのは当然のことと踏まえつつ、共有化すべき情報についての判断をして行くつもりです。

もちろん、その判断の中には「政治的判断」も含まれます。さまざまな関係の中で物事が進んで行くわけですから、その諸関係への配慮が必要になるのも、当然のことと考えるべきなのでしょう。。そのうえで、できる限り、閉じ込めない、という方向で考えて行きたい、と思っています。

なお、ブログのタイトルについても変えたいと思っているのですが・・・・、恥ずかしながら現時点ではタイトルの変え方がわからないため、そのままになっています。わかり次第変えるつもりでいますが、その場合には、「放課後」のスタンスではないものにしようと思っています(・・・って、岡田さん、ごめんね)。


自民党「土地家屋調査士制度改革推進議員連盟」総会

2013-06-21 05:46:07 | インポート

昨日は、日調連の副会長としての「初仕事」でした。

自民党の土地家屋調査士制度改革推進議員連盟の総会があり、新任の正副会長が全調政連の役員の方々と共に出席させていただきました。
総会には、高村議連会長、塩崎議連幹事長、保岡最高顧問をはじめとする多くの議員の方々が出席されて、熱心な協議を行っていただきました。

議事は、まず日調連、全調政連からの「政策要望」の提出とその説明からなされました。

「政策要望」の内容については、前執行部において作成したものが「既定」のものとしてある、ということで、新執行部においてもその「継続」として提出する、という私から見ると変則的なものになってしまっています。

内容は、「1.土地家屋調査士報酬基準の設定について」「2.TPPの越境サービス貿易分野の交渉における意見聴取と慎重かつ適切な対応について」の2項目です。

「2」の方は、とにかく情報がないので、今後情報を入れていただき不都合のないように適切・慎重な対応をお願いしたい、ということで、特に問題があるわけではありません。
「1」では土地家屋調査士の報酬額に関する経緯等の説明の上で、「私どもが受ける報酬は、平成14年以前と同様な法務省認可の報酬基準によることが望ましいと考えますので、この旨要望します」ということが言われています。

この「要望」に対しては、「ただちに昔の規制に戻る、ということに関することの現実味は疑問である」「規制緩和で作ったものを返す、というのは、もしも本気で言うのであれば、それによってもたらされている現実がよほど悲惨である、ということを示すべきであり、一応出しておこうというようなものではない」といった意見ががなされていました。まことにもっともな返答だと私も思います。

その後、隣接地所有者の調査に関する問題から、被災地において問題となった相続財産管理や収用について、これまでの「権利保護」に重心を置いた対応の限界を克服するための検討がなされていることが紹介されるとともに、これらのことに関する具体的な問題を指摘いただければ、それに対する制度的な対応をして行きたい、という、積極的な姿勢を示していただき、非常に心強く思いました。

議連総会終了後議員会館を回る中で議員の先生方から伺ったお話の内容を含めて、政策要望について、今後、これまでとは視点そのものが違うものとして、しっかりと考え、打ち出していかなければならない、ということを痛感させられる「初仕事」でした。


日調連の副会長になりました

2013-06-20 07:13:39 | 調査士会
昨日、日調連総会の報告で、選挙結果の票数を報告しましたように、日調連の副会長になりました。御支援いただいた皆様、ありがとうございます。

定数4人の4番目、有効投票総数181のうちの過半数に届かぬ得票数90、というまことに私らしい薄氷の当選でした。大きな変動の時代にあって、どういう方向へ進むのか、について、二つに一つの選択が問われているのだと思います。その中で、できれば過半数に届いてほしかったところですが、そうならなかったところを天の配剤の妙と受け止めておきます。

一方、会長選挙では、林新会長が、昨年末の総選挙のように「地滑り的大勝」を遂げました。「批判」と「期待」の結果なのだと思います。

いずれにしろ、新しい執行体制が、ほぼ「最善」の形でできました。これで成果を残せなければ、私たちの責任が問われる、ということです。新執行部に対して、建設的な批判を含めたご意見をお寄せください。直接の返答をするかはともかくとして、内容的には応えて行くようにしたいと思います。

また、大分会の方には、それなりの影響もあるかと思います。マイナス面をできるだけ少なくし、プラス面を大きくして、収支決算でプラスになるように、私を含めて一同で(勝手に言ってますが)努力しますので、よろしくお願いします。

今日の予定。日調連副会長としての初めての仕事です。

自民党の土地家屋調査士制度改革推進議員連盟の総会がある、とのことで、新執行部(正副会長5名)で、新任のご挨拶を含めて出席させていただきます。内容については、今の時点では何とも言えませんので、また報告するようにいたします。


日調連総会2日目ー役員選挙速報

2013-06-19 12:00:07 | 調査士会
日調連総会の2日目の議事。

第3号議案 「日本土地家屋調査士会連合会特定認証局の民間認証局への移行計画」、及びそれに関連しての第4号議案 「会則一部改正案」

特別決議として賛成多数(178/183)で可決されました。

これにより、25年7月から移行の準備に入り、26年8月から以降に入り、27年2月までの間は現行のICカードと平行稼働し、27年3月に現行認証局を閉鎖する、という計画になる、ということです。大分会の方には、また後日説明するようにいたします。

第5号議案 「 日本土地家屋調査士会連合会共済事業である団体定期保険の廃止」 賛成多数で可決

第6号議案 平成25年度事業計画 第7号議案 予算

事業計画の総括的なものである「事業方針大綱」については、議案書が送られて来た時点で私の意見を書きました(5.29)。「利益団体」「圧力団体」になってしまってはいけない、というのが私の意見ですが、隔たりは結構大きいのかな、との思いを抱かざるを得ません。

各部の計画を聞いていると、課題の多さを痛感させられます。一つ一つの問題に取り組む時には、他所から見ている時とは違う苦労があるのかとも思いますが、だからこそ総会という機会をとらえて全体を見て、整理しながら進めて行く、ということが必要なのでしょう。


最後に、役員選挙の開票。

会長選挙の得票数(敬称略、票数)

竹内八十ニ 70
林 千年 112

副会長選挙(同)

岡田潤一郎 119
菅原 唯夫 98
滝口 孝. 69
宮嶋 泰 90
高山 吉正 66
加賀谷朋彦 101


日調連総会1日目

2013-06-18 17:46:40 | 調査士会
今日と明日、日調連の総会です。いつものように、およそ網羅的ではないメモで報告に代えます。

初めはセレモニー。法務大臣表彰(28人)。

来賓祝辞。谷垣法務大臣。谷垣法務大臣は、参議院法務委員会に出席しているため、来られない、ということで、民事2課長が祝辞を代読しました。法務委員会では、震災関連の民事局関係法案の審議・採決が行われる、とのことでした。震災への対応のための立法措置が引き続きなされている、ということ、私達の業務関係領域についても課題が多くあることを感じさせられました。

セレモニー終了後、議事。

議長に、鹿児島会の谷口会長、和歌山会の杉本会長を選出。

初めに、会務報告。

竹内会長による総括報告。「帰属意識」についての強調。公共調達の適正受注。報酬低廉化の阻止。未登記建物の解消。

志野副会長、制度対策本部。調査士法改正。PT中間報告、継続検討。使用人調査士に関する検討。制度対策戦略会議。震災復興。国際地籍シンポジウム。

関根副会長。総務、財務。昨日、政府TPP説明会。128団体。意見提出。
総務;会則改正。規則類の改正。連合会業務執行体制の整備・充実。特定認証局ー明日の審議事項。音羽会館、売却の目処。
財務;財政健全化。

林副会長。業務、社会事業。
業務;業務・報酬実態調査についての検討。
社会事業;地図作成

志野副会長。研修、特別研修
認定調査士、5160名、29.8%。

岡田副会長。
広報;「土地家屋調査士の日」
研究所;研究成果の報告=会員専用ページに掲載。調測要領改定。

質疑
・93条調査報告書、「筆界の確認」について詳細記載を、との要望。様式改定と原本提示省略とは別物として検討。
・業務・報酬実態調査。調査項目の継続性が必要=変更最小限に。若干付加。全数調査、標本調査の比較検討。インターネット回答ー8.8~
・19条5項 測量業者による地積測量図作成
・法テラス 33万件のうち境界問題1500件

第1号議案 平成24年度収入支出決算報告
質問は、私の出した「旅費規程改定後の検証」に関するものだけ、でした。

第2号議案 役員選挙選任

今日は、候補者の演説(会長候補5分、副会長候補3分)と投票まで、です。開票は、明日の11時頃?・・・どういうことになるのか、楽しみなところです。

ちなみに、私の演説原稿は、下記のものです。短く話すのが苦手な私としては、削りに削ったもので、内容はあまりありませんが、方向性だけは表せたのか、と思っています。



私が、日調連で行おうとしていること、それは一言で言えば、「日調連を変える」ということです。内向き、後ろ向きではなく、前を向いて実際に進める日調連、土地家屋調査士にしていかなければならない、と思っています。

それは3つの点で言えます。          
第1は、日本社会の改革に正しく対応する土地家屋調査士でなければならない、ということです。
不動産登記制度をはじめとした諸制度は、今後より大きな変革の時代に突入するでしょう。
この変革に対して、調査士が名誉ある専門資格者として成長しながら対応して行けるのか、それとも旧来の姿にとらわれて後ろ向きの姿勢を取っていくのか、ということが、まさに生きるか死ぬかを決する分かれ道になります。
第2は、土地家屋調査士が生き続けていくために必要なのは、あくまでも土地家屋調査士の専門性であり、それは「土地境界の専門家」としての確立にこそ鍵がある、ということです。この問題に関する日調連の主導性・指導性を強化していく必要があります。     
第3は、組織運営の在り方です。情報の共有化の基礎の上に活発な議論が行われることが、全国の土地家屋調査士の力を結集した活力ある組織運営のために絶対に必要です。これが今はありません。

他のさまざまな課題は、相手のあることですが、この「活発な議論」「情報の共有化」については、自分たちでやると決めたらできることです。必ず実現しまう。         
以上の上で、2つのことについてお断りをしておきたいと思います。  
一つは、私が、大分会の会長職を名実ともに卒業した形になっていない、ということについてです。会運営を若い世代へバトンをつなぐで、名実の「名」が残ってしまいましたが、実際上は、副会長を1名増員して3人にする等の措置をとり、私抜きの大分会の運営が可能な体制になっています。他の候補の方がそうであるように出身母体への尊重と敬意を持ちながら、実際上の全精力は日調連の副会長職に投入することをお約束いたします。
もう一つは、その「副会長」の役割についての考え方です。会長を「補佐」していくのは当然のことですが、「補佐」は「従属」や「迎合」でも「沈黙」でもありません。言うべきことは言う、やるべきことはやる、というスタンスで臨んでいきます。