大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

ダメな組織

2013-06-14 06:20:31 | インポート

最近の出来事を見ていると、日本のさまざまな組織が「ダメ」になっている、ということを感じさせられます。

近いところでは、NPB(日本野球機構)の「統一球」問題。変更したなら公表すればいいだけのことなのに、「混乱を招く」と言って隠ぺいしてしまう、というのは、社会に対する視点ではなく、「内側」だけしか見ていないことの結果なのでしょう。

全柔連も同様です。「柔道界」そのものの体質が問われる事態を受けて、会長の進退も理事会の再編も問題にしない感度の鈍さは、外からみているとひどいものだと思わされるのですが、「内側」しか見ていないと気づかないのでしょう。

「ダメ」になっている組織、として頂点にたっているのは、「官僚組織」なのでしょう。その一端を垣間見せてくれたのが、復興庁の水野靖久参事官の「ツィッター暴言事件」です。

「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席。不思議と反発は感じない。感じるのは相手の治世の欠如に対する哀れみのみ」(3.7)

「今日は懸案が一つ解決。正確に言うと、白黒つけずに曖昧なままにしておくことに関係者が同意しただけなんだけど、こんな解決策もあるということ」(3.8)

といった一連の発言です(便利な時代になったもので、インターネットでは、水野参事官の過去1200件くらいのツィッター発言をみることができます)。復興庁のような組織を作ることは復興の実現へ向けて大切なことでしょうし、そのための予算を多くつけることも必要なことなのでしょうが、それだけでは「十分」でないことがわかります。そこに参加する一人一人の人間の基本的な構えが問われますし、それを組織として方向づけていくことが問われているのだと思います。

さて、そんな「ダメな組織」を見ながら、私たちの組織(日調連)も、来週、総会・役員選挙です。「ダメ」からの脱却を目指して頑張らないといけない、とあらためて思わされています。