今回の日調連の役員選挙で、私は「副会長」に立候補しています。そこで今日は「副会長」って何なんだ?を考えてみます。
日調連の会則を見てみると「副会長」というのは、「会長を補佐する」ことがその役割だとされています。「補佐」の意味についての理解が問われるわけですが、これについて、「方向性は会長が決めるもので、副会長はそれを(よほどのことがない限り)支えるべきものだ」という考え方があります。もしかしたら、そういう考え方が一般的なのかもしれません。しかし、私はそのようには考えていません。方向性を決める場面で、もっと大きな役割を果たすべきものなのだと思っています。
一般的に「副××」という役職には、いろいろな種類があるようです。内閣の「副総理」や、自民党の「副総裁」は、同じ役職でありながら、その時々によって性格を異にしています。
この違いは、「副××」の選出方法によって、さらに大きなものになるでしょう。アメリカの「副大統領」は、大統領候補の指名を受けてセットで選挙を経て就任するものです。選出後のトップによって指名される「副××」というのも、よくあるパターンです。
これに対して、日調連の「副会長」というのは、「会長」とは別に4人選ばれる、というものです。この選出方法からすると、私には「副会長」職の自立性というのは、結構高いものとして理解すべきなのではないか、と思っています。
たとえば、ある問題について、組織内の考え方が、「A=30%、B=25%、C=20%、D=15%、E=10%」と分かれている場合に、一人だけ選ばれる会長は、Aの考えを持っているけれど、4人選ばれる副会長には、A,B,C,Dからそれぞれ一人ずつ選ばれる、ということもありうるわけです。この場合、「会長がAなのだからAで行こう」と考える必要は、必ずしもないでしょう。きちんと議論した上で、そういうことになるかもしれませんが、もしかしたらBが議論の末に選ばれる結論になるかもしれません。「B+C÷2」みたいに複雑な方針になることもあるかもしれません。「副会長」は、方針決定の過程で、そういう責任をも負って職務を遂行するべきもの、と考えるべきなのだと思います。
もちろん、上述のような勢力割合にあって少数派にあるのだとしても、執行過程においては「野党」的に振る舞うべきものではありませんが、それは、理事会や場合によっては総会を経た上で言えることなのであり、それ以前の言わば決定過程にまで拡張すべきことではない、と私は思っています。
そういう考え方のもとに「副会長」としての役割を果たして行きたいと思っています。
日調連の会則を見てみると「副会長」というのは、「会長を補佐する」ことがその役割だとされています。「補佐」の意味についての理解が問われるわけですが、これについて、「方向性は会長が決めるもので、副会長はそれを(よほどのことがない限り)支えるべきものだ」という考え方があります。もしかしたら、そういう考え方が一般的なのかもしれません。しかし、私はそのようには考えていません。方向性を決める場面で、もっと大きな役割を果たすべきものなのだと思っています。
一般的に「副××」という役職には、いろいろな種類があるようです。内閣の「副総理」や、自民党の「副総裁」は、同じ役職でありながら、その時々によって性格を異にしています。
この違いは、「副××」の選出方法によって、さらに大きなものになるでしょう。アメリカの「副大統領」は、大統領候補の指名を受けてセットで選挙を経て就任するものです。選出後のトップによって指名される「副××」というのも、よくあるパターンです。
これに対して、日調連の「副会長」というのは、「会長」とは別に4人選ばれる、というものです。この選出方法からすると、私には「副会長」職の自立性というのは、結構高いものとして理解すべきなのではないか、と思っています。
たとえば、ある問題について、組織内の考え方が、「A=30%、B=25%、C=20%、D=15%、E=10%」と分かれている場合に、一人だけ選ばれる会長は、Aの考えを持っているけれど、4人選ばれる副会長には、A,B,C,Dからそれぞれ一人ずつ選ばれる、ということもありうるわけです。この場合、「会長がAなのだからAで行こう」と考える必要は、必ずしもないでしょう。きちんと議論した上で、そういうことになるかもしれませんが、もしかしたらBが議論の末に選ばれる結論になるかもしれません。「B+C÷2」みたいに複雑な方針になることもあるかもしれません。「副会長」は、方針決定の過程で、そういう責任をも負って職務を遂行するべきもの、と考えるべきなのだと思います。
もちろん、上述のような勢力割合にあって少数派にあるのだとしても、執行過程においては「野党」的に振る舞うべきものではありませんが、それは、理事会や場合によっては総会を経た上で言えることなのであり、それ以前の言わば決定過程にまで拡張すべきことではない、と私は思っています。
そういう考え方のもとに「副会長」としての役割を果たして行きたいと思っています。