大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

二つの他会総会に出席

2012-05-28 06:26:07 | インポート

税理士25日、自分の会の総会終了後、日弁連の総会(後の表彰式、懇親会)に出席させていただきました。

日弁連の総会は、1年おきに東京と「地方」で行われるそうです。だから、大分で開催されるというのは、文字通り「100年に一度」のことになるわけで、貴重な機会だったと感謝しています。

印象に残ったことふたつ。

まず一つは、日弁連の委員長を退任された宇都宮健児前委員長が挨拶の中で、「とにかく楽しい2年間だった」と言われていたことです。その言葉通り、感謝状受賞のために檀上で待機されている結構長い時間、実に楽しそうにニコニコとされていました。日弁連史上初の「再選挙」という激烈な選挙戦の上で退任することになったわけですが、そのようなことをまったく感じさせず、「この経験を、今後に活かしていきたい」と言う言葉が、本当のものだと感じられるものです。宇都宮前委員長は、大分でのクレサラ問題で来ていただいたときなどで旧知の仲(と言っても、もちろん一方的に)なので、少しご挨拶させていただきましたが、その際も、「やっぱり『運動』がしっかりしないとダメなので、そこをしっかり作っていくのが大切」というお話をしてくださいました。「純粋」であることが力を生み出す、ということを実感しました。

もう一つは、「弁護士60年」などで表彰された弁護士の方々が、とにかく元気、ということです。「60年」と言うと最低でも85歳くらいだと思います。35人の方がいるそうですが、そのうちの10人の方がはるばる大分にまで来られています。代表して挨拶された方も実に元気で、福島原発事故とそこでの人権侵害に対して、現役の弁護士として怒り、活動していく姿勢を示しておられました。とても見習えないな、と思いつつ、素晴らしいことだと思います。

26日は、大分県行政書士会の総会に出席させていただきました。前日の日弁連総会と続いて税理士会の会長さんとお話をさせてもらいましたので、その中で印象に残ったこと。

税理士会では、現在「年間36時間の研修受講」が課せられており、この「義務」のレベルをさらに強化することが予定されている、ということです。優秀な会計ソフトが世の中に出回っている現在、「税理士でなければできないこと」をしっかりと行っていくためには、そのような資格者自身による、これまでとはレベルを異にした努力が必要、ということなのでしょう。これは、けっして他人事ではない問題です。