大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

「行政書士 逮捕相次ぐ」

2012-05-31 11:30:40 | インポート

今日の朝日新聞に、「行政書士、逮捕相次ぐ」という見出しの記事がでていました(デジタル版「24時刊」トップ)。

「外国人の不法滞在にからむ事件で行政書士が逮捕される例は、東京だけで今年4人目」なのだそうです。

「電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑い」で逮捕されたことが紹介されているのですが、その容疑は、「2010年12月、東京法務局新宿出張所で、韓国籍のS容疑者らの依頼を受けて、S容疑者を社長とするペーパーカンパニーの登記をした疑いがもたれている。」ということです。「これにより、S容疑者は経営者としての在留資格を得た」ということなのだそうですが、何故「在留資格取得」という、行政書士としての本来業務の方ではなく、「会社登記」の方での逮捕なのでしょう?・・・大体、行政書士による「会社登記」というのは、これほどに当たり前になされてることなのでしょうか?

・・・と、よくわからないところもある記事ですが、「日本行政書士会連合会によると、4月1日現在の全国の登録者は42177人で過去最多。景気悪化による資格ブームで受験者が増えたことや、団塊世代の公務員が退職後に登録するケースの増加が背景にある。連合会の担当者は、『過当競争の中で違法行為に関与してしまう人もいて、憂慮すべき事態だ。啓発に努めているが、結局、会員個人の意識によるところが大きい。』」と言っているとされています。また「カバチタレ」の原作者田島隆さんは、「書類作成などの手続き程度なら違法性を問われないだろうという、一部の認識の甘さも要因だろう。業界挙げての意識改革が必要だ』と指摘」している、ともされています。

たしかに、行政書士の世界には、見ていて疑問に思うところが多くありますが、そういうことを含めて「資格者」への厳しい目が強くなります。私たちも、他人事ではない問題として見て、考える必要があるのだと思います。