宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ほ場管理システム「KSAS」勉強会が開催されました!

2022年02月04日 10時02分09秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和4年2月1日に加美町の農事組合法人いかずちにおいて,ほ場管理システム「KSAS」の勉強会が開催されました。
 農事組合法人いかずちでは,アグリテック技術を用いた精密・省力な水稲種子生産を行っています。今回の勉強会では,宮城県と農業分野における包括連携協定を締結した株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区)グループの一員で,みやぎアグリテックアドバイザーを務めるクボタアグリサービス株式会社の石橋 英典 氏を講師に,「KSAS」の基本的な操作及び機能の活用方法について学びました。
 「KSAS」は,ほ場管理,肥培管理,作業計画,作業記録等をパソコンやスマートフォンで管理することができる営農支援システムです。勉強会に参加した構成員からは,実際に「KSAS」を使用して感じた改善点や疑問点について多くの質問があり,まだ手探り状態だが有効活用できるように今後も勉強会を開催していきたいとのことでした。
 普及センターでは,引き続きアグリテック推進に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910

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JA新みやぎ仙台小ねぎ部会土壌診断研修会が開催されました

2022年02月04日 10時00分28秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 1月18日(火)に仙台小ねぎ部会の部会員を対象とした定例の土壌診断研修会が開催されました。今年度はコロナウィルス感染対策を十分に行うため午前と午後の2部制としました。
 普及センター職員が講師となり,土壌診断の各項目において,小ねぎ栽培で特に要点となる部分を重点的に説明しました。各部会員の土壌診断票についても個別に解説を行い塩基バランスの補正や除塩などの改善策を提案しました。
 あわせて,今年度のプロジェクト課題で実施した土壌物理性調査から,土壌硬度や仮比重などの現状と対策について説明しました。また,熟練栽培者の栽培管理をセンサーを用いて「見える化」した調査から,高品質な小ねぎ生産で重要となるかん水と土壌水分の関係をグラフにして分かりやすく示しました。
 全体では窒素単肥などの取組により土壌診断値は改善傾向にありますが,作土の硬さやかん水ムラも普及センターで作成したセルフチェックマニュアルを用いて確認するよう働きかけました。
 普及センターでは,引き続き持続性の高い小ねぎ生産に向けて土づくり等の支援を行っていきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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JA古川肉牛巡回検討会が開催されました。

2022年02月03日 10時31分24秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 

   令和4年1月26,27日にJA古川肉牛部会巡回検討会が開催されました。
 JA古川肉牛部会では,年に2回関係機関,獣医師,部会役員が部会員全戸を訪問し,畜舎内外の清掃状況や飼養管理体制の統一推進に向けた取組を実施しています。
 第2回となる今回は,肉牛を巡る情勢の説明後にコロナウイルス感染症の再拡大を踏まえ,飼養規模の大きな部会員を中心に巡回し,防寒対策を重点に飼養管理全般について個別に検討がされました。また,飼料価格が高騰している中でJA古川の新たな取り組みとして子実用とうもろこし栽培について話題提供があり,循環型農業に向けた堆肥施用の協力についての確認が行われました。
 検討会全体について関係機関からは,換気対策が十分に行われ呼吸器疾患がなく良い状態である。牛床が乾燥し牛体の手入れが行き届いてるなどの感想がありました。
 普及センターでは,引き続きJA古川肉牛部会の取組みや肉用牛の飼養管理改善に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910

 


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雇用に向けて労務管理勉強会を開催しました

2022年02月02日 11時33分32秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年1月24日,仙台市太白区秋保で水稲,大豆,そばを栽培している農事組合法人あきう生産組合を対象に,労務管理勉強会を開催しました。当法人は構成員の高齢化もあり,経営承継を見すえて新たな社員の採用を考えているものの,農閑期の対応などに課題があり,その対応について検討していました。
 そこで,社会保険労務士法人プロゲート仙台オフィス所属の庄司弥生先生を講師に招き,「従業員の雇用にむけて」と題して,講義をいただきました。雇用を始めるタイミング,雇用が経営によい効果をもたらした法人の事例,雇用をするために必要なことなどについて学んだほか,「雇用に向けて自分たちができること」についてワークショップが行われました。参加者からは既存施設の活用や新たな取組の提案など活発に意見が出され,雇用に向けた具体的な内容について検討されました。
 普及センターでは,当法人が雇用に向けた体制を整備できるよう支援していきます。

 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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小牛田地区で水稲乾田直播栽培実績検討会が開催されました

2022年02月01日 16時12分08秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

小牛田乾田直播種研究会は,水稲乾田直播栽培の技術向上を目指し,会員11名で活動を行っています。令和3年度の乾田直播面積は約42ha,9名の会員が取り組みました。
 1月27日に実績検討会が開催され,普及センターからは,水稲全般の作柄や小牛田地区の直播面積の推移を説明しました。また,参考として,今年度小牛田地区で行った湛水直播展示ほの事例を紹介し,出穂直後の低温により登熟がやや緩慢となったものの,収量には大きな影響はなかったことを説明しました。
 また,古川農業試験場からは,県内の乾田直播栽培の調査結果や除草剤試験結果の説明が,農薬メーカーの担当者からは,研究会員のほ場で実施した除草剤試験の結果と,次年度の除草体系の提案がありました。
 平均単収は535kg/10a,最高収量は632kg/10aという事務局からの説明があり,会員の技術の高さが感じられました。意見交換では「後発のヒエが多かったので,提案された除草体系で取り組んでみたい」「良い出芽のためには播種深度と鎮圧が重要」等の意見が出されていました。
 育苗の負担軽減を図ることができる乾田直播栽培は,今後も増加することが予想されます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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農業法人のHP等の作成支援を行いました。

2022年02月01日 09時45分52秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年1月25日に岩出山の株式会社まやまのさとうファームにおいて,販売促進に向けたHPやロゴマークの作成支援を行いました。
 まやまのさとうファームは高糖度トマトと水稲の栽培を行っており,令和3年4月に法人登記を行いました。今回は宮城県農業経営相談所の御協力のもと,農産物のパッケージデザインなどの経験豊富なデザイナーをお招きしました。
 事前課題として普及センターが作成したワークシートに,法人設立のきっかけや強みについて整理していただき,更に法人の代表からは「道の駅の販売で,一目でわかるロゴマークが欲しい」といった要望が出されました。専門家からは事例紹介やPRの方向性についてヒアリングが行われ,継続した支援について情報交換が行われました。
 普及センターでは今後も継続的に農業法人の経営安定に向けた支援を行ってまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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