宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農業法人が若手社員向け社員勉強会を開催しました

2022年02月21日 15時35分37秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年2月4日に,株式会社宮城リスタ大川が社員勉強会を開催し,社員6人が出席しました。石巻農業改良普及センターでは,令和2年から石巻市大川・北上地区の農地復旧を担う3法人の支援を目的としたプロジェクト「被災農地における土づくりの推進による生産性向上」を実施しており,本勉強会はその活動の一環として開催したものです。宮城リスタ大川は非農家出身の若手社員もいるため,今年度も栽培管理技術と生産性向上を目的とした作業時期ごとの研修会を開催しています。今回の勉強会では令和3年度の水稲の作柄についてのまとめを行いました。
    普及センターから稲作情報総括号をもとに今年度の生育状況や収量調査の結果と栽培管理のポイント,乾田直播栽培における水管理の方法や,復旧農地での堆肥施用による収量向上効果などを説明しました。社員からは,水管理の切り替え時期や追肥の要否,刈取適期の判断ができたと報告があり,今年度の勉強会を通して学んだことを活かして,ほ場の条件や水稲の状況を見極めた管理を行っている様子でした。最後に,来年度は乾田直播栽培面積の拡大や,WCS用稲作付けなど新しい取り組みを行うとのことで,社員の方々と来年度作へ向けた意見交換を行いました。
  当普及センターでは,農業法人で活躍する若手社員の技術向上,復旧農地の地力向上の取組を支援していきます。


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株式会社仙台秋保醸造所が第51回日本農業賞「食の架け橋の部」優秀賞を受賞!

2022年02月21日 09時12分38秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 仙台市太白区秋保の株式会社仙台秋保醸造所が,第51回日本農業賞「食の架け橋の部」で優秀賞を受賞しました。
 日本農業賞は,日本放送協会(NHK)及び一般社団法人全国農業協同組合中央会,都道府県農業協同組合中央会が主催し,「食の架け橋の部」は,農業者と消費者を結ぶ優れた活動や、未来の豊かな生き方・地域づくりへのヒントとなる食や農の活動を行っている個人や団体を表彰しています。
 株式会社仙台秋保醸造所代表の毛利親房氏は,東日本大震災で途絶えた宮城のワイン産業復興と地域再生の思いで一念発起し,一からブドウ栽培とワイン造りに取り組まれました。また,担い手育成にも尽力し,その後県内に5カ所のワイナリーが開設されるなどの波及効果をもたらしました。さらに,「人,食,風景,文化」というキーワードを軸に,テロワール(風土と人の営み)とマリアージュ(食と酒のペアリング)を掛け合わせた造語「テロワージュ」を提唱し,秋保温泉の旅館とタッグを組むほか,宮城県内の酒蔵や工芸作家,行政機関も巻き込み,東北全体を盛り立てる様々なイベントを開催しています。今回の受賞は,「人・地域・文化・産業をつなぎ,はぐくむワイナリー」を目指した実践的な経営が,様々な人や資源を結びつけ,豊かな地域社会づくりに大きく貢献されたとして評価され,全国32件の応募の中から見事に優秀賞に選ばれたものです。おめでとうございます! 


 〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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