石巻地域の普及指導計画等の効率的かつ効果的な推進を図るため,農業者や市,農協等の外部検討委員7名を招き,「令和3年度第2回石巻地域普及活動検討会」を2月3日に石巻合庁で開催しました。
令和3年度のプロジェクト4課題のうち3課題は終了となるため,これまでの活動の成果をまとめて報告しました。
①石巻市大川・北上地区で復旧農地に堆肥を投入,水稲の収量を上げる取組では地域内の耕畜連携により,地力の増進が図られたこと,②東松島市大曲地区で大規模経営法人の組織力強化の取組では,標準作業書作成や社内の情報共有化が進んだこと,③県育成のいちご品種「にこにこベリー」の園芸法人での安定生産の取組では,品種の特性をつかみ,収量増が達成され品質の良い苗が確保できたことを報告しました。
委員の方々からは,これらの成果を他の地域,品目にも波及させて欲しい,一般の方々向けにも情報発信を工夫して欲しいといった御意見をいただきました。
令和4年度に新たに課題となる3課題(①いちごの産出額向上,②園芸法人の育成強化,③持続的な水田農業の実現)についても,生産者の高齢化や生産額向上に向けた良い取組として期待しますとの御意見をいただきました。
今回の検討会で各委員よりいただきました御意見等を参考にし,今後の普及活動を計画的かつ効率的に展開していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999