県では令和3年4月に今後5か年の園芸振興計画「みやぎ園芸特産振興戦略プラン」を策定し,その中で水田における高収益作物生産の推進と安定生産技術の確立に取り組むこととしています。当普及センターでは普及プロジェクト課題として,大郷町の「土地利用型法人によるえだまめの生産体系の導入定着」について支援を行っており,今年度の活動の中で,課題として水田転作における排水対策の改善が浮き彫りになりました。
そこで,令和4年2月8日に大郷町,農業・園芸総合研究所,仙台農業改良普及センターの主催により,大郷町の水田転作えだまめ栽培ほ場を会場に,排水対策研修会を開催しました。最初に農業・園芸総合研究所と県園芸推進課から水田を活用した大規模露地園芸推進の取組や関連施策について紹介を行い,続いてヤンマーアグリジャパン(株)から,補助暗渠を施工する3機種カットブレーカー,カットドレーン,サブソイラーの説明と施工実演を行いました。このうち2機種は最新の補助暗渠施工機であり,初めて見る機械に参加者(生産者・JA・関係機関等約60名)は興味深く見学していました。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
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TEL:022-275-8410
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