宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA新みやぎあさひなねぎ部会栽培講習会と若手生産者交流会が開催されました!

2024年06月26日 16時18分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

   

 令和6年6月11日にJA新みやぎあさひな統括営農センター主催で、ねぎの栽培講習会が開催され、同ねぎ部会員37名が参加しました。

 (株)渡辺採種場 瀬峰研究農場の研究員を講師に迎え、「梅雨から夏にかけての栽培管理のポイント」をテーマに、病害虫防除や排水対策、高温期の管理の注意点などについて講義が行われました。普及センターからは、今年度に実施した農薬展示試験の結果について情報を提供するとともに、今後発生が増加する、ねぎべと病の予防的防除とネギアザミウマの早期防除について注意喚起を行いました。

 また、栽培講習会終了後に、普及センターが主催して若手生産者の交流会を開催し、ネットワークづくりを支援しました。交流会は、5名の生産者が参加し、初顔合わせのメンバーもいましたが、自分の生産状況や課題等を発表し、ざっくばらんに情報交換を行いました。

 普及センターでは、引き続き、若手生産者の栽培技術の向上とネットワークづくりを重点的に支援し、農業の担い手育成(産地の活性化)に取り組んでいきます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JA名取岩沼ハウスきゅうり部会抑制きゅうり栽培講習会でコーヒー残渣を使用した土壌還元消毒について情報提供しました

2024年06月26日 14時51分21秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 管内のきゅうり産地では、ホモプシス根腐病の対策として化学薬剤による防除や米ぬかを使用した土壌還元消毒(高温で湛水し病原菌を殺菌する土壌消毒方法)の取組みが行われてきましたが、前者は作業者の負担が大きいことまた両者ともに資材価格が高騰した状況にあり代替策が望まれていました。 

 当普及センターでは、令和5年から大手飲料メーカーの協力によりコーヒーを抽出した後に廃棄されるコーヒー残渣を使用した土壌還元消毒を当部会と連携して実証してきました。昨年、安価で防除効果が高いことが証明されたため、今年は管内で10名の生産者が取組むことになりました。

 本栽培講習会では、コーヒー残渣の特徴やコーヒー残渣を使用した土壌還元消毒のコツについて実証事例に基づき情報提供を行いました。

 生産者からは、「コーヒー残渣がなぜ土壌還元消毒で使用可能であるのか」や「殺菌効果を高めるための方法」について質問があり、「油分も十分に含まれており易分解性有機物であるため」や「有機物分解菌を十分に増殖させるためにも2週間から3週間の消毒期間を設けること」等の指導を行いました。

 当普及センターでは、安価で環境にやさしい土壌消毒方法等の普及を通じてきゅうり生産を引き続き支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 


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清水地区法人化研修会が開催されました

2024年06月26日 11時07分58秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 色麻町清水地区では、農地整備事業を契機に担い手への農地集積や高収益作物の導入を行うことにしており、清水集落営農組合を中心に地域営農体制の検討を進めています。

 令和6年6月19日には、清水地区法人化研修会が開催され、集落のベテランから若手農家、女性など25人とJA、町、普及センター職員6人が出席し、集落営農の取組から法人化を検討する場合の制度や運営・資金などについて勉強しました。

 講師の県担い手育成総合支援協議会事務局長 齋藤牧人氏からは、法人の形態や会計、財務管理などについて、さらにJA加美よつば営農販売部次長 根本光男氏からは、法人設立直後の円滑な運営のポイントなどについて事例紹介を交えて講演がありました。

 出席した農業者からは、「大変わかりやすかった」との感想が聞かれ、それぞれに「法人化したら自分の経営はどう変化するのか」とか「リタイヤしたら誰が耕作するのか」などの疑問を考える良い機会となったようです。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携して清水地区の地域営農体制の検討を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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小牛田地域精進料理の会が定例会を開催しました

2024年06月26日 10時09分39秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 地域に伝わる精進料理を受け継ぎ、伝承する活動を行っている「小牛田地域精進料理の会」が、令和6年度第1回定例会を6月11日に美里農業改良普及センターで開催しました。

 

 今回は会員等8人が、季節の野菜を使用した「精進揚げ」や「そうめん汁」、「三角油揚とバレンこんにゃく」等の料理の実習を通じた伝承に取り組みました。

 当日は、予定していた7品の料理に加えて、「使用する食材の全てを活用する(野菜の皮も何も捨てない)」という精進料理の神髄に則って、だしを取った後の昆布や調理で余った野菜等を活用した煮物等を同時並行で作り、約2時間で手際よく完成させました。

 完成した料理は「皿」や「坪」、「汁」といったそれぞれ決まった食器に盛り付けて配膳し、試食を行いました。会員及び参加者は、今回作った料理の由来や普段使いする際のポイント等について、料理を味わいながら情報交換を行っていました。

  

 普及センターでは、引き続き地域伝統食の伝承や普及活動の支援を行っていきます。

   

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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