宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

【今年の夏も野菜の高温対策を!】JA新みやぎ松山営農センターで野菜栽培講習会が開催されました

2024年06月03日 11時42分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年5月21日、JA新みやぎ松山営農センターで野菜栽培講習会が開催され、ミニトマトや白ねぎなどの生産者12人が参加し、夏季の高温対策や管理のポイントなどについて学びました。

 講師には、宮城県農業・園芸総合研究所の鹿野弘上席研究員を迎え、高温等の環境条件に合わせた品種の選定やかん水等の作業を行うタイミング、遮光資材の活用方法等について説明がありました。

 また、スケールメリットで考える露地野菜の栽培体系や松山地域で拡がる西洋野菜の取組等についても触れ、野菜の栽培管理について広く学ぶ機会となりました。

 普及センターからは、昨年の夏季の気象経過と野菜品目ごとの高温の影響等について報告するとともに、気象予報や県の試験研究等、これからの栽培管理で役立つ情報サイトを紹介しました。

 生産者からは「昨年の夏は、例年になく発芽不良や腐敗等が生じて大変だったので、このような講習会で高温対策等を知ることができて良かった。」といった声がありました。

 今年の夏も高温になる可能性が高いと言われています。普及センターでは、異常気象への対策などを支援し、園芸品目の安定生産を推進していきます。

 

野菜栽培講習会

 

<問合せ先>

 美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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水稲乾田直播栽培現地検討会が開催されました。

2024年06月03日 11時26分27秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年5月17日に、JAいしのまき稲作部会水稲乾田直播栽培現地検討会が開催され、石巻・東松島市の農業者など40人ほどが参加しました。検討会には、東北農業研究センターから講師を招き、乾田直播栽培ほ場を3か所巡回して稲の苗立ち本数や雑草の発生状況を確認し、今後の除草剤の処理時期や種類、水管理などについて説明しました。3月~4月上旬の降雨で播種時期は昨年より遅めでしたが、4月の記録的な高温により出芽や生育は順調で、どのほ場でも十分な苗立ちが確保されていました。参加者は、今後の管理や雑草対策について積極的に質問していました。

 また、5月20日には稲作部会矢本支部で普及センター職員が講師として乾田直播現地検討会が開催され、農業者など30人が参加しました。5か所のほ場を巡回し、苗立ちや雑草の発生状況を確認し、今後の管理等について指導を行いました。石巻管内は乾田直播の実施面積が概ね1,000haと多いことから、今後も肥培管理技術等支援をしていきます。


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JA新みやぎあさひなぶどう部会の無種子化講習会が開催されました。

2024年06月03日 11時01分19秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

  令和6年5月28日に、大和町内のぶどう「シャインマスカット」生産者のハウスを会場に、JA新みやぎあさひなぶどう部会の栽培講習会が開催され、部会員16名が参加しました。

 当普及センターが講師となり、この時期に必須の作業である、花穂整形作業や無核化処理等について説明を行いました。花穂整形作業については、作業を開始するタイミングが重要であり、花穂の状態を解説しながら、花穂整形の実演も行いました。また、品質の高いぶどうを生産するために、病害虫防除も重要な作業であることから、防除暦を配布し、薬剤の特徴について説明しました。特に今年は、春先に気温が高い日が多かったので、開花が早くなっており、作業が遅れないよう呼びかけました。

  普及センターでは今後も、高品質なぶどうの生産に向けて同部会を支援していきます。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第2班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8374

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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いちごの育苗研修会が開催されました

2024年06月03日 10時25分55秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

   令和6年5月21日にJAみやぎ亘理のいちご選果場を会場にしてJAみやぎ亘理いちご部会主催で令和7年産いちごの育苗研修会が開催され、35人の生産者が出席しました。

 JAいちご部会での令和6年産の作付面積は52.3ha、生産者191人となっています。5月末現在も出荷が続いているところですが、出荷終了後すぐに育苗管理が本格的に始まります。

 研修会では、昨年の収穫遅れとなった原因と、育苗期間の施肥管理について普及センターから説明を行い、今年は苗の段階で花芽分化を確認してから定植することを徹底するよう確認しました。

 また、温暖化が進む気候のもとで、病害虫の発生が変化し、新たに被害が拡大している害虫対策についても情報提供し、農薬のローテーション等についても併せて紹介しました。

 研修を受けた生産者は、今後の管理と次作に向けた苗づくりのポイントを再確認し、生産者間での情報交換も熱心に行っていました。

    普及センターでは、今後も育苗管理を中心とした栽培技術の向上をはかり、計画的な安定生産ができるように支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 


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JAみやぎ亘理北部果樹部会りんご摘果講習会が開催されました

2024年06月03日 09時16分45秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和6年5月22日に亘理町逢隈神宮寺のりんご園を会場にJAみやぎ亘理北部果樹部会主催の摘果講習会が開催されました。今回は果樹後継者も対象とし、当日は20人程の参加がありました。

普及センターからは、気象経過、りんごの開花状況について報告し、予備摘果の作業手順について説明しました。摘果の実演を通して、参加した農家は改めて摘果の作業手順等を確認していました。また、全国的に発生量の多い果樹カメムシ類の飛来が管内のりんご園でも確認されているので、防除対策について情報提供を行いました。さらに、ジョイント栽培の管理や樹勢について質問があり、講習会終了後に各生産者のりんご園を訪問して指導を行いました。

普及センターでは、品質の高いりんご生産に向けて、栽培管理及び病害虫防除の支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


りんごジョイント栽培管理支援


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