つや姫は、晩生で作期の分散が図れること、高温登熟性に優れることなどから、登米市でもひとめぼれに次ぐ主力品種となっています。
昨年度、宮城県産のつや姫は、初めて特AからAへランクを落としました。管内でも、登熟期間の記録的な高温による玄米品質の低下により茶米や充実不足粒が発生し、一等米比率が低下するなど、大きな影響を受けました。
それを受け6月12日、JAみやぎ登米迫稲作経営部会が中心となり、「特A奪還」を目指してつや姫の栽培講習会が開催されました。当日は生産者14名及び関係機関の担当者約15名が参加し、普及センターからは、品種の特性や品質を低下させない施肥方法、昨年度の発生も踏まえた病害虫防除方法について説明しました。また、刈遅れにより茶米が発生しやすいので、適期刈り取りが大切であることも説明しました。
生産者からは、効果的なカメムシ防除の時期や、県内産のつや姫の評価についての質問があり、生産に対する意欲が伺えました。
普及センターでは、今後もつや姫及び水稲生産に対する支援を行ってまいります。
講習会の様子
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522